実はラブな関係の2人

──まずはお二人の自己紹介からお願いします。

谷口茉妃菜　STU48の1期生、徳島県出身の谷口茉妃菜です。私はアイドルになって現在8年目。48グループ唯一の徳島県出身メンバーとして徳島県のよさをたくさんの方に伝えたいと思いながら活動をするうちに、阿波とくしま観光大使や、とくしまLOVEサポーターに任命していただきました。またラジオ番組「STU48のすだちでキュン♡」（四国放送ラジオ）と「STU48の保健室ラジオ」（広島FM）のパーソナリティも務めています。グループの中では「STU48の保健室の先生」みたいな立ち位置です（笑）。好きなものは高校野球とお酒です。

森末妃奈　STU48の3期生、岡山県出身の森末妃奈です。私は2023年に加入したのですが、前からSTU48が大好きだったので、メンバーとして加入することができて、今、人生がとても楽しいです。アイドル活動だけでなく、警察署の1日署長など普通の女の子じゃできないことも経験させてもらっていて、この時間は一生忘れないだろうなと思いながら毎日過ごしています。あと、私はなぜか「岡山のヤンキー」みたいなイメージをSTU48のファンの方から持たれているんですけど、全然そんなことありません！ むしろピンク色やプリンセスが大好きです！

左から森末妃奈、谷口茉妃菜。

──谷口さんと森末さんという組み合わせでメディアに登場するのは珍しい気がします。期も違いますし、接点もそれほど多くないのでは？

森末　珍しいと思いますよね？ でも実はラブな関係なんです（笑）。私にとって茉妃菜さんはSTU48のお姉ちゃん的存在。話しやすいし、私の相談にも親身に乗ってくださって。だから今回2人でのお仕事が決まってずっと楽しみにしていました。

谷口　私もひめちゃん（森末）のことは妹みたいに思っています。先輩後輩というより姉妹みたいな関係に近いかも。今日もリラックスしてお話しできると思います。

SHOWROOMイベントは自分との戦い

──2024年10月に行われたSHOWROOMのイベント「STU48×『レコメン！』番組出演オーディション」において、谷口さんが正規生ブロック1位、森末さんが研究生ブロック1位に輝きました。イベントを終えての感想を聞かせてください。

谷口　私はSTU48に入ってから8年かかって初めて1位を取ることができました。私は去年もSHOWROOMイベントに参加したんですけど、結果は7位でとても悔しい経験をしたんです。なので「今度こそは！」という思いがありました。そして、自分が大好きなラジオに関するイベントでもあったので、絶対に1位を取りたいという気持ちでイベントに臨みました。その結果、1位になれて本当にうれしいです。ファンの皆さんには感謝しかありません。

──前回の雪辱を果たしたわけですね。

谷口　前回は悔しかったけれど、イベントを経験して得られたものもありました。「これは誰かとの戦いではなく、自分との戦いなんだ」と気付きました。だから今回は楽しい時間をファンの方に届けよう、みんなでイベントを楽しもうという気持ちが大きかったです。

谷口茉妃菜

森末　私はイベント期間の最終日まで、ずっと3位か4位あたりでした。それが最終日に一気に1位になって！ あまりに衝撃的だったので、そのときの記憶がほとんどなくて、その後3日間くらいずっと「私に何が起こったの……？」と放心状態でした（笑）。私はしゃべることが好きなので、「レコメン！」に出演する機会をいただけてとてもうれしいです。「STU48にこんな子がいるんだ」と知っていただくチャンスだなと思っています。

──イベント期間中は視聴者に楽しんでもらうためにいろんな工夫をされたと思います。

森末　私は初めて配信でコスプレをしました！

谷口　今までやったことなかったの？

森末　はい。今までずっと踏み切れなくて。でも今回は「本気で配信に挑もう」と思ってコスプレに挑戦しました。ちょうどイベントが10月末でハロウィンの時期だったこともあり、「やるなら今だ！」と。甘めのメイド服を着たり、セーラー服を着たり、ファンの皆さんの期待に応えて特攻服も着ました。あと、コスプレで料理配信もしましたね。オムライスを作りました。

谷口　特攻服でオムライス作ったの!?

森末　いやいや、オムライスはメイド服で作りました！ ありがたいことにファンの皆さんにも好評で。コメントの流れがいつも以上に早くて、人気者になった気分でした（笑）。今回のイベントは自分の殻を破る機会にもなったなと思います。

森末妃奈

谷口　今回のイベントはSTU48と「レコメン！」のコラボということで、「私が『レコメン！』に出られたら」という企画を配信でやりました。「矢吹奈子のレコメン！」の中で奈子さんが食レポをして、言葉だけで奈子さんが何を食べているのかリスナーさんが当てるというクイズ企画をやっていたんです。それを聴いて楽しかったので、私も配信の中で食レポクイズを実際にやってみました。

──「レコメン！」と連動させたわけですね。そういった企画を考えるのは楽しいですか？ それとも悩むタイプですか？

谷口　楽しいですね。企画のヒントって日常の中にあると思うんです。身近にあるもので楽しめたらいいなという思考で生活していたら「あっ、これ使えそう」と発見したり。そう言えば、「洗い物カラオケ」も大盛り上がりでした。配信もしたいけど家事もしなきゃというときに、だったら一緒にやってしまおうと思いついて。洗い物をしながら歌うと家事もはかどるし配信も盛り上がるので一石二鳥です（笑）。

森末　私は悩みましたね。それこそコスプレも実際にやるまでは悩みましたし、「ファンの方は私が何をしたら喜んでくれるんだろう？」とすごく考えました。先輩とお仕事でご一緒した日は、「配信イベントのとき、どんなことをしていましたか？」と質問して参考にさせていただきました。

谷口　参考になるアドバイスはもらえた？

森末　はい。ありちゃんさん（峯吉愛梨沙）からアドバイスをいただいて、メイク配信をやりました。私は3期生オーディションの配信審査で派手なギャルメイクをしたんです。「それを再現したら昔からのファンの方は喜んでくれるんじゃない？」と提案いただき、すっぴんからギャルメイクに変身する配信をやってみたらとても盛り上がりました！