PASSPO☆、全国ツアー終幕！7人で決意の「TRACKS」熱唱

PASSPO☆が11月28日に東京・品川ステラボールにて「PASSPO☆フライトツアーROCK周年ツアー アリガート便」と銘打ったツアーのファイナル公演を開催した。

9月に東京・TSUTAYA O-EASTで幕を開けたPASSPO☆の全国ツアー。彼女たちにとって結成6周年を記念したツアーであるとともに、ツアーファイナルでは新レーベルの発表やニューシングルの情報もアナウンスされるとあって、彼女たちの新たな門出を祝うために大勢のパッセンジャー（PASSPO☆ファン）が会場に集結した。

2部制で行われたこの日のフライト（ライブ）は、第1部で元日公演以来のBAND PASSPO☆が復活。活動休止中の槙田紗子がギターを担当していたことから、その穴を埋めるために安斉奈緒美がリードギターを、そしてDJ担当の藤本有紀美が新たにギターを担当し、会場を大いに沸かせた。BAND PASSPO☆結成当初、藤本はギターをやってみたかったと本音をもらしつつも、バンドとしてのバランスを優先してその思いをグッと胸に秘めていたことを明かした。彼女たちは新生BAND PASSPO☆として「WANTED!!」「BREAK OUT!!」「Perfect Sky」「GPP」「キャンディー・ルーム」「マテリアルGirl」の6曲をバンド演奏で披露した。

またフライトのラストでは新たにギターに挑戦してくれた藤本とリードギターを担当することになった安斉に対してクルーからサプライズで手紙が届けられる。その中で根岸愛は「BAND PASSPO☆として再びステージに立つことができたのは2人ががんばってくれたからです。2人ともたくさん練習してました。2人とも、本当に本当にアリガートー！」と2人に対して感謝の言葉を送った。さらに玉井杏奈は「アイドルだからって適当にバンドやるのは嫌なんですよ。めちゃくちゃ練習してるバンドマンさんと同じ目線で見てもらわないとやる意味がないと思ってるので。私たちもまだまだだと思うけど、がんばっていくのでBAND PASSPO☆をよろしくお願いします」と挨拶した。

第2部では「リクエストタイムトラベルメドレー」と題し、過去のアルバムから年代ごとに人気曲を抜粋しメドレーで披露。そのラストでは元日公演以来のパフォーマンスとなる「TRACKS」を7人バージョンで歌い上げた。卒業した奥仲麻琴のパートは歌詞の一部を根岸が新たに作詞したものに変更され、卒業していったクルーの思いを背負って前へ進んでいくという7人の決意を歌った楽曲に生まれ変わった。

アンコールのMCで玉井は「近い目標でやりたい場所が日比谷野外音楽堂なんです。そのためにはとにかく今よりステップアップすることが必要なんです。来年、今より必ず大きい場所でフライトできるように覚悟決めましたんで、PASSPO☆は。みんな、大きいところ連れてくから付いてきて！」と宣言。改めてこの日集まってくれたパッセンジャーに感謝の気持ちを伝えたクルーたちは来年の予定をアナウンスする。

ここで2月24日に日本クラウンよりニューシングル「Mr.Wednesday」をリリースすること、ニューシングルの発売記念フライトと東名阪ツアーを開催することを発表した。沸き上がるクルーとパッセンジャーは、そのテンションのまま「マテリアルGirl」で会場を熱気で包み込見込んだ。そしてダブルアンコールで登場すると根岸は「2016年はもっと楽しいフライトにしていきたい！ 来年もよろしくお願いします！」と抱負を語り、ラストナンバー「YOU」を熱唱。曲中にはパッセンジャーが一斉に誘導灯（ペンライト）を掲げるサプライズを仕掛けクルーを驚かせた。そしてクルーはパッセンジャーと「本日はご搭乗ありがとうございました！ 以上！ PASSPO☆と！」「パッセンジャーでした！」と挨拶を交わし全国ツアーを締めくくった。