ホルモン、レーザーやおにぎり飛び交う「無敵」な東京公演

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マキシマム ザ ホルモンが3月28日に東京・Zepp Tokyoにて全国ツアー「“予襲復讐”ツアー」の東京公演を行った。

マキシマム ザ ホルモン「“予襲復讐”ツアー」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:浜野カズシ、たもりみすず)

マキシマム ザ ホルモン「“予襲復讐”ツアー」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:浜野カズシ、たもりみすず)

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マキシマム ザ ホルモン「“予襲復讐”ツアー」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:浜野カズシ、たもりみすず)

マキシマム ザ ホルモン「“予襲復讐”ツアー」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:浜野カズシ、たもりみすず)

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上ちゃんをモチーフにしたような観音菩薩像が天井からつりさげられる演出も。(撮影:浜野カズシ、たもりみすず)

上ちゃんをモチーフにしたような観音菩薩像が天井からつりさげられる演出も。(撮影:浜野カズシ、たもりみすず)

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アンコールでは制服姿でコントが行われた。(撮影:浜野カズシ、たもりみすず)

アンコールでは制服姿でコントが行われた。(撮影:浜野カズシ、たもりみすず)

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マキシマム ザ ホルモン「“予襲復讐”ツアー」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:浜野カズシ、たもりみすず)

マキシマム ザ ホルモン「“予襲復讐”ツアー」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(撮影:浜野カズシ、たもりみすず)

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このツアーはホルモンがニューアルバム「予襲復讐」を携えて昨年9月から実施しているもの。彼らはバラエティに富んだゲストバンドを迎え、各地で熱演を繰り広げてきた。セミファイナルとなったこの日はゲストとしてG-FREAK FACTORYゴールデンボンバーが出演し、ホルモンとともに満員のZepp Tokyoを大いに盛り上げた。

トップバッターとして登場したのはG-FREAK FACTORY。彼らは「有名か有名じゃないかなんて関係ない」「ホルモンを祝いにきたんだ」という茂木洋晃(Vo)の言葉通り、コール&レスポンスで会場の一体感を生み出し、レゲエをベースにした楽曲を次々と投下していく。「島生民」ではダブを効かせたサウンドに乗せて茂木が思いを吐き出すように言葉を紡ぎ、続く、ゆったりとした裏打ちのリズムの「EVEN」でステージを締めくくった。

ゴールデンボンバーはダンスナンバー「Dance My Generation」からライブをスタートさせる。鬼龍院翔(Vo-karu)は「男が多い!」といつものライブとは異なる雰囲気に驚いた様子を見せながらも「普段対バンに呼ばれないんで、今日はちょっと興奮しております」と語った。その後彼らは下ネタを炸裂させたメンバー紹介などMCで会場の笑いを誘う。「抱きしめてシュヴァルツ」では“ギターソロ”と称して喜矢武豊(Gita-)がシャンプーで髪の毛を洗い始めたり、“シンクロナイズドスイミング”と称して樽美酒研二(Doramu)が水着姿でフロアにダイブしたりと、豪快なパフォーマンスを展開。最後は人気曲「女々しくて」で会場をさらに盛り上げ、4人はステージを後にした。

そしていよいよホルモンのアクトへ。4人は怒号のような大歓声に迎えられて登場すると、アルバム収録曲を次々とドロップしていく。表題曲「予襲復讐」ではダイスケはん(キャーキャーうるさい方)が拳を握りしめて熱唱し、つられるようにオーディエンスも大合唱で応えた。MCでは突然モノマネ始めるなど、彼ららしい自由な展開で笑いを誘う。ナヲ(ドラムと女声と姉)が「最高の54本を回ってきました」とツアーを振り返り「それを上回る55本目、行けんの? 行けんのじゃなくて、行くしかないんだよー!」と煽り、4人はさらに「maximum the hormone」や「え・い・り・あ・ん」などへヴィーな楽曲を畳み掛ける。ダイスケはんは声の限りにシャウトを繰り返し、ナヲは髪の毛を振り乱し高速のドラムプレイを見せる。マキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)は軽快な裏打ちを奏でたかと思えば、メタルのようなギターソロをかき鳴らす。ステージ中央で上ちゃん(4弦)とマキシマムザ亮君が向き合い、競い合うような緊迫したサウンドが響き渡る場面も。また、天井から上ちゃんをモチーフにしたような観音菩薩像が下りてきたり、緑色のレーザーやカラフルな照明が場内を飛び交ったりと、バンドはダイナミックな演出でも腹ペコたちを楽しませた。

終盤、疲れを見せるメンバーに突然ナヲがおにぎりを配り始める。さらに食べかけのおにぎりをフロアに投げ入れるなど終始ユーモアを忘れないホルモンメンバー。ダイスケはんは「『おもろい』しか言われへん!」と感想を語り、ナヲも「みんなアホみたいないい顔してるわ、ありがとう!」とうれしそうに話す。恒例の“恋のおまじない”では、全員を座らせ、一斉にジャンプさせるといういつもとは違うスタイルで一体感を生み出した。そして本編最後は、アルバムでもラストを飾る「恋のスペルマ」。4人がポップなサウンドを繰り出し、会場からは盛大なシンガロングが発生する。曲に合わせレーザーでステージ後方に文字が浮かび上がり、空砲が発射されるなど、いたるところに趣向を凝らした演出で本編の幕を閉じた。

アンコールではナヲ、ダイスケはん、上ちゃんが制服姿で登場。中学校を舞台にしたコントでひとしきり腹ペコたちを笑わせる。ナヲは「(ツアーの始まった)9月から半年過ぎたなんて思えないくらいあっという間で。最高に楽しんです。無敵なの! はっきり言って負ける気がしないんだけど! あのころに戻ってるからさ」と言い、にやりと笑う。そしてダイスケはんの「ステージ上の俺達4人と、お前ら約3000人。3000対4のビームの放ち合い。悪いけど、俺らマジで1ミリも負ける気はしてない!死ぬ気でかかってこいよー!」というシャウトから、4人は「中2 ザ ビーム」を投下。マキシマムザ亮君と上ちゃんはステージ左右を動き回り、ファンを煽る。「恋のメガラバ」でオーディエンスを踊らせた後は、腹ペコ男子をステージに上げ、ラストナンバー「握れっっ!! 」をドロップ。フロアをさらにヒートアップさせ、4人はステージを後にした。

なお彼らは4月5日に沖縄・ミュージックタウン音市場にてこのツアーファイナルを行う。全国の腹ペコたちを熱狂させた彼らが、最終公演でどんなステージを見せてくれるのか楽しみにしておこう。

マキシマム ザ ホルモン“予襲復讐”ツアー

2014年4月5日(土)沖縄県 沖縄ミュージックタウン音市場
<出演者>
マキシマム ザ ホルモン / SiM

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