スガシカオ20周年に向け宣言「メジャーで頂点目指すぜ！」

スガシカオが昨日9月28日、全国ツアー「SUGA SHIKAO LIVE TOUR『やるしかねーだろ!? 2013』」東京公演の2日目をZepp DiverCity TOKYOにて実施。約2時間にわたるパフォーマンスで満員の観客を魅了した。

坂本竜太（B）、岸田容男（Dr）、林田 "pochi" 裕一（Key）、JUON（FUZZY CONTROL / Vo, G）、大滝裕子（Cho）という強力なサポートメンバーとともに登場したスガは、MCを挟まずノンストップで「ドキドキしちゃう」「傷口」など6曲を届け、序盤から会場の熱気をぐいぐいと高めていく。楽しそうに踊り狂うファンを前に、彼のテンションもヒートアップ。「東京、早くも最高だぜ！」「めちゃくちゃ楽しいぜ！ 楽しくて我慢できん」と叫び、アダルトな雰囲気を匂わせるミディアムチューンからグルーヴィなロックチューンまでさまざまなタイプの曲を演奏していく。

十分にフロアが温まったところでスガは、「こっからJ-POPはおしまいだ！ ほかのヤツにはできなくて、俺にできるのはなんだ？」と、得意のファンクチューンで固めたブロックに突入。「みんなへのプレセントとして素敵なものを用意したぜ！」とFIRE HORNSを呼び込み、濃厚でエネルギッシュなホーンセッションを交えながら「したくてたまらない」「赤い実」などを熱唱した。ときにはフロアにギターを預け、ハンドマイクでソウルフルに歌い上げる一幕も。MCでは「これからも自分に正直に、音楽に正直に生きたい。ギターがうまいヤツも、歌のうまいヤツもいる。でも俺はそうなりたいわけじゃない。俺は俺になりたいんだ。20周年に向けて、見たことのない景色をみんなと見たいと思ってる。それにはみんなの力が必要です」とこれからも邁進していくことを誓った。

終盤では「午後のパレード」でハッピーな空気を作り出し、「Progress」でファンに力強くエールを送ったスガ。「ずっとファンクやっててよかったなって思いました」「思い残すことなく帰れそう」と満足げに語ると「20周年に向けてメジャーで頂点目指すぜ！」と宣言した。

ツアーは残すところ3公演。ツアーファイナルは10月11日に香川・高松MONSTERで行われる。