「チェーホフの奏でる物語」にイッセー尾形・安藤玉恵・福田悠太・小向なる・松尾貴史

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チェーホフの奏でる物語」が、来年1月に東京、2月に大阪で上演され、イッセー尾形らが出演する。

上段左からイッセー尾形、安藤玉恵、松尾貴史。下段左から福田悠太、小向なる。

上段左からイッセー尾形、安藤玉恵、松尾貴史。下段左から福田悠太、小向なる。

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本作は、「The Good Doctor」の原題で、アメリカの劇作家ニール・サイモンが1973年に発表した作品。同作には、チェーホフの短編集をモチーフに執筆された9つの物語が収められている。作中では、1人の作家が進行役として登場し、作家が作り上げた短い作品に出てくる登場人物24役を、作家役を含めたキャスト5名が次々に演じ分ける。翻訳を小田島創志、演出を内藤裕子が担当。出演者にはイッセーのほか、安藤玉恵福田悠太小向なる松尾貴史が名を連ねた。

イッセーは「原チェーホフとでも申しましょうか。短編の連なりでありますが、これが繋がって『桜の園』とか『三人姉妹』とかが生まれたのかと思うと、皆さん納得すると思います。キラ星のごとくある小品の中から選びました。ぜひ人間悲喜劇をお楽しみ下さい」、安藤は「どんなことになっちゃうんだろう。みんなそれぞれ何役もやります。年明け、どうぞご期待ください」とコメント。

福田は「錚々たる役者の皆様との共演。身が引き締まる思いです。役者として、満足する事なく、この作品の中で得られる事を大事に、楽しみながら、しっかりと役を全うしたいと思います。よろしくお願いします!」、小向は「一人ひとりの人物を丁寧に受け止め、舞台上で息づかせたいです。観てくださる方が『人間って面白いな』と感じられる時間をお届けできるよう、全力で取り組みたいと思います」と述べ、松尾は「現実とユーモアの絶妙なバランスが新鮮に喜んでもらえると思います。シンプルな設定で展開する会話劇が、役者としてすこぶるやりがいがあると感じます」と語った。

公演の日程やチケット情報については続報を待とう。

イッセー尾形コメント

多分誰も知らないチェーホフをお届けします。

ですから原チェーホフとでも申しましょうか。短編の連なりでありますが、これが繋がって「桜の園」とか「三人姉妹」とかが生まれたのかと思うと、皆さん納得すると思います。キラ星のごとくある小品の中から選びました。

ぜひ人間悲喜劇をお楽しみ下さい。

安藤玉恵コメント

小田島創志さんの新翻訳の初稿を読み、何度も吹き出してしまいました。そして自分の意地の悪さに気がついて、笑っている自分にゾッとしたりも。作家が書く世界が目の前で繰り広げられるオムニバス、コントみたいだなと思ったり、オチを探してさまよったり。深い、そして可笑しい、そんな印象です。

イッセーさんと10年越しの夢の舞台。松尾さんとは「桜の園」以来の2度目の共演。初共演の福田悠太さんと小向なるさん。そして演出は内藤裕子さん。どんなことになっちゃうんだろう。みんなそれぞれ何役もやります。年明け、どうぞご期待ください。

福田悠太コメント

アメリカの喜劇作家ニール・サイモン作のオムニバス作品。台本を読んだ印象は、「なんて面白いんだろう。こんなにワクワクさせてくれて、笑わせてくれて、かつ人間の弱さや、社会のちょっとした不条理、悲しみと笑いが同居する瞬間があって、言葉のやり取りのスピード感、予想外の展開、、、、、」つまりは、出たいと思ったという事です。

そして、錚々たる役者の皆様との共演。身が引き締まる思いです。役者として、満足する事なく、この作品の中で得られる事を大事に、楽しみながら、しっかりと役を全うしたいと思います。よろしくお願いします!

小向なるコメント

この作品は、人の弱さや可笑しさを温かく描き出していて、読んでいて心が動かされました。場面ごとに全く違う色を持ち、演じ方次第で大きく変わる戯曲だからこそ、挑戦のしがいがあると感じました。一人ひとりの人物を丁寧に受け止め、舞台上で息づかせたいです。観てくださる方が「人間って面白いな」と感じられる時間をお届けできるよう、全力で取り組みたいと思います。

松尾貴史コメント

ニール・サイモンの真骨頂、軽快で機知に富んだ会話が魅力的です。登場人物たちの掛け合いもテンポがよく、笑いと共感を生みやすいのではないでしょうか。コメディながら、登場人物の内面的な葛藤や成長が緻密で、組み立てたりほぐしたりという作業がすこぶる楽しそうです。職業を通じて、責任、倫理、プライベートのバランスなどのテーマを掘り下げたり、笑ったりという印象の行ったり来たりも。変テコな患者や医者、その周辺人物たちのユニークな性格がまた楽しい。医療現場の日常的な問題が誇張された喜劇として展開するのも興味深いです。現実とユーモアの絶妙なバランスが新鮮に喜んでもらえると思います。シンプルな設定で展開する会話劇が、役者としてすこぶるやりがいがあると感じます。

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チェーホフの奏でる物語

2026年1月
東京

2026年2月
大阪

スタッフ

作:ニール・サイモン
翻訳:小田島創志
演出:内藤裕子

出演

イッセー尾形 / 安藤玉恵 / 福田悠太 / 小向なる / 松尾貴史

公演・舞台情報

読者の反応

小田島創志(Soshi Odashima) @a_ginger_cat11

『チェーホフの奏でる物語』
翻訳を担当します!
個人的にはニール・サイモン初挑戦です。
ご一緒するのが楽しみなキャストの皆様、演出は内藤裕子さん。
原題はThe Good Doctor。チェーホフの短編作品のいくつかをサイモン流にアレンジした物語。
2026年1月〜2月、東京と大阪で上演予定です! https://t.co/tRbElEYmGD

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