直島で変形大型人形と練り歩き、芦澤いずみによる「《令和人形浄瑠璃せとうち九想図》in直島」

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「《令和人形浄瑠璃せとうち九想図》in直島 伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段のお七:The Dead Woman Walking」が9月28日に香川県香川郡直島町宮之浦周辺で開催される。

「《令和人形浄瑠璃せとうち九想図》in直島 伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段のお七:The Dead Woman Walking」チラシ表

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「《令和人形浄瑠璃せとうち九想図》in直島 伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段のお七:The Dead Woman Walking」チラシ裏

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本イベントは、アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するアーティスト・芦澤いずみが、「九相図」と直島女文楽から想を得て創作する、練り歩きパフォーマンス。「九相図」は、人の亡骸が白骨化し、土に還るまでを9段階で描いた絵画だ。直島女文楽は、香川県の民俗文化財指定を受ける人形浄瑠璃の一座で、「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」を十八番の一つとするが、座員の減少により舞台で上演することができない現状にある。「《令和人形浄瑠璃せとうち九想図》in直島」では、その2つを掛け合わせ、恋人を救うために、火の見櫓の上でうその火事を知らせる鐘を打ち鳴らし、自らを犠牲にしたお七の死後の“再生”を、「九相図」を介したパフォーマンスアート作品として立ち上げる。

練り歩きでは、島の子どもたちが変形大型人形を駆使し、約1時間30分かけて、NAOSHIMA SAILORS CLUBから宮之浦・海の駅なおしま埠頭まで大行列を作る。芦澤は、「人形をつかう芸能の原点には死と生が表裏一体で存在すると思います。子どもたちと共に、死と生、そして再生の表現に挑みたいと思います」と意気込みを語った。なお、悪天候の場合は、9月27日または23日に変更される。

芦澤いずみコメント

芦澤いずみ

芦澤いずみ[拡大]

アーティストの芦澤いずみです。今回の作品は、瀬戸内海とニューヨークを行き来しながらの創作でした。作品を創作するにあたり、地域に残る伝統芸能、民俗芸能、祭礼について掘り下げる過程を通し、日本人の心の風景に魅せられました。人形をつかう芸能の原点には死と生が表裏一体で存在すると思います。子どもたちと共に、死と生、そして再生の表現に挑みたいと思います。

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「《令和人形浄瑠璃せとうち九想図》in直島 伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段のお七:The Dead Woman Walking」

2025年9月28日(日)15:00~16:30
香川県 香川郡直島町宮之浦周辺

※悪天候の場合は、9月27日または23日に変更。

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