「READING HIGH」は2017年にスタートした、room NB(ソニーミュージックグループ)と劇作・演出家の
藤沢はイントロダクションに「悲劇の名将として知られる源義経は、実の兄である頼朝から命を狙われ、絶体絶命の危機に直面します。そんな彼を助けるのは小さな、小さな子狐だったのです。荒唐無稽で、考えようによっては幼稚とさえ思えるこの物語が、歌舞伎として今日まで残っているのは何故でしょう? 僕は、そこに『人間は捨てたもんじゃない』という可能性を感じてしまうのです。幼い一匹の狐の健気さが、スッと心に染み込んできた時『人間は強がらなくていいんだよと……』先人達からの贈り物のような言葉が聞こえたような気がしたのです」とメッセージを記した。
出演者のコメントは以下の通り。
杉田智和コメント
真田信繁と同じくらい伝記や創作として著名な源義経を演じる事は、半端な覚悟では臨めません。
心身を研ぎ澄まし、いかなる事態も対応出来るように自らを仕上げておきます。
牛若丸の伝説、八艘飛び、冷酷無比な戦いの天才……
しかし今回の物語は、何やらその先の未来を描くとの事。お楽しみに。
石田彰コメント
藤沢文翁さんの生み出す朗読劇には毎作品個性的なキャラクターが登場しますが、今回私が担当することになった金売り吉次は商人目線で物事を値踏みするという点で、武家社会の規範の中で生きているほかの登場人物達とは違い商人ならではの俗っぽさも感じさせる人物ということで、お話の中でもちょっと変わった色を持つ役どころのように感じています。実際に舞台上でほかの登場人物と会話した時に、吉次がどんな見え方をするのか、物語にどんな効果をもたらすことになるのか? それを確認するのが今から楽しみなところです。
皆さんもぜひ劇場まで見にいらしてください。
佐倉綾音コメント
前回出演させていただいた文翁さん作品は、さまざまな役者さんが同じ役を演じ、それぞれの解釈を楽しむ演目でしたが、今回はなんとシングルキャスト。
私たちが打ち出すたったひとつの“正解”の歴史を皆さまに楽しんでいただくことになります。
そして錚々たる先輩方の中でいったい自分になにができるのかという緊張感、作品に入ってしまえば対等に渡り合える高揚感とともに、非常に楽しみな要素のひとつです。
今回はどんな世界が皆さんを巻き込んで眼前に現れるのか、ひたすら楽しみにしています。
岡本信彦コメント
READING HIGHに初めて参戦いたします。岡本信彦です。
「誰も体験したことのない朗読劇」というコンセプトに、まずワクワクしております。
音楽と芝居のセッションがキーになってくると思うのですが、観に来てくださる皆様がより没入できるよう、芝居のほうでも惹きこめるように尽力したいと思います。
そしてこのキャスト陣! この中に入れることも嬉しいですし、このキャストのみなさんが持つエネルギーがあれば、類を見ない至高の朗読劇になるのではないでしょうか。本番が待ち遠しいです。
諏訪部順一コメント
「義経千本桜」といえば、歌舞伎や人形浄瑠璃の演目として有名ですが、藤沢文翁氏が手掛けた本作は、新機軸がふんだんに盛り込まれたオリジナルの物語です。朗読と演奏、そして様々な演出が生で重なり合う舞台。どのような化学反応が起こるのか? 本当に楽しみです。ライブだからこその醍醐味を存分に味わっていただける公演だと思いますので、ぜひ劇場でお楽しみいただけますと幸いです。
音楽朗読劇 READING HIGH premium「TAIL to TALE ~Story from 義経千本桜~」
2025年5月31日(土)・6月1日(日)
東京都 THEATER MILANO-Za
スタッフ
原作・脚本・作詞・演出:
作曲・音楽監督:村中俊之
しまりす @oBvbjnTlM0zIAvh
行きたい🥹 https://t.co/1ARKJ8F5pK