これは、2022年に第35回三島由紀夫賞を受賞した表題作を含む、全5編の小説短編集。収録作には、近所に開店したパン屋をめぐる“彼”の変化を“私”が描く「楽観的な方のケース」、突然の訪問者が繰り広げるラップに衝撃を受け、横浜の街に考えをめぐらす「ショッピングモールで過ごせなかった休日」、夫と話をつけるために東京に来た妻と、妻が出ていったマンションに住み続ける夫の「ブレックファスト」、自身のことをお前と呼ぶ主人公が、横浜駅の雑踏の中で突然浮遊能力を手に入れた「黄金期」、そして“きみ”のバンコク逃避行を“ぼく”が語る「ブロッコリー・レボリューション」が並んだ。
巻末には、岡田と多和田葉子の対談、
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岡田利規の小説集「ブロッコリー・レボリューション」本日発売、三島由紀夫賞受賞作を含む5編収録
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