マキノノゾミが大杉栄と仲間たちを描く新作「にんげんたち」劇団文化座で、演出は鵜山仁

劇団文化座公演168「にんげんたち～労働運動社始末記」が、2月21日から3月2日まで東京・俳優座劇場で上演される。

本公演では、マキノノゾミの新作「にんげんたち～労働運動社始末記」が、文学座の鵜山仁の演出で立ち上げられる。来年4月末で閉館する俳優座劇場で、劇団文化座が公演を行うのは本作が最後となる。

1916年晩秋、信頼を失って孤立した大杉栄と伊藤野枝の2人には、村木源次郎だけが寄り添っていた。しかし時代が大きく変わる中で新たな仲間が加わり、大杉は雑誌「労働運動」を刊行。労働運動社を拠点に、社会主義運動の中心人物へと返り咲く。1923年、大杉と野枝が軍に虐殺される。労働運動社の和田久太郎や村木は、報復のために福田雅太郎陸軍大将襲撃を企てるが……。

出演者には藤原章寛、米山実、沖永正志、白幡大介、高橋未央、兼元菜見子、大山美咲、田中孝征、桑原泰、季山采加、泉建斗、佐々木愛、そして文学座の石橋徹郎が名を連ねた。

チケットの一般販売は1月7日にスタート。なお一部公演ではアフタートークが行われる。