「白鯨」は、すやまあきらが脚本、松尾元勢が演出を手がける作品。作中では、2024年のとある夏の日、東京都新宿区歌舞伎町で出会った2人の物語が描かれる。2人は、お互いのことをよく知らないまま朝を迎え、別れたが……。
すやまは「本作品は、物語が軸にあるのではなく、むしろその逆。何もないところに具体性の帯びた言葉群が集まっていき、それが連なった場所に気がついたら物語ができていたとかそんなイメージです。生きづらくて、夜眠れなくて、それでも日々のアンテナを精一杯張って生きている人たちにこの作品を届けたいです」とコメント。松尾は「この作品が持つ曖昧な魅力を、ぜひあなたの感性で感じてください。どんな物語が広がるのか。それは劇場に来てのお楽しみです」と観客にメッセージを送った。
上演時間は約1時間35分。公演は12月1日まで行われる。
すやまあきらコメント
本作品は、物語が軸にあるのではなく、むしろその逆。何もないところに具体性の帯びた言葉群が集まっていき、それが連なった場所に気がついたら物語ができていたとかそんなイメージです。生きづらくて、夜眠れなくて、それでも日々のアンテナを精一杯張って生きている人たちにこの作品を届けたいです。
松尾元勢コメント
目を閉じれば暗闇が、目を開ければ世界が広がる。その景色は、自分にしか見えない特別なものかもしれない。
曖昧な感性には、愛おしさと脆さが宿り、それは知らぬ間に世界の一部となっています。
他者の感性を受け入れることは簡単でありながら難しいです。僕は物語がそんなところから生まれている気がします。
この作品が持つ曖昧な魅力を、ぜひあなたの感性で感じてください。
どんな物語が広がるのか。それは劇場に来てのお楽しみです。
無限のネコ定理 第4回公演「白鯨」
2024年11月29日(金)~2024年12月1日(日)
東京都 アトリエ第Q藝術 1Fホール
スタッフ
脚本:すやまあきら
演出:松尾元勢
出演
浅野悠那 / 阿部将生 / すやまあきら /
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アンテナを精一杯張って生きている人たちへ…無限のネコ定理「白鯨」が本日スタート(舞台写真 / コメントあり)
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