去る11月4日に青森・リンクステーションホール青森で開幕した
本作は、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」を原作に、西田直木が上演台本・音楽・演出を手がけ、“ALICEの誰も知らなかった物語”を立体化するミュージカル。2016年に初演され、このたびフレッシュな顔ぶれで再演される。オックスフォードに暮らすアリスは、自分で物語を作ることが好きな女の子。ある日、アリスは白ウサギを追いかけて、不気味な大穴に飛び込む。すると穴の中には、これまで見たことがない世界が広がっていて……。
幕開けは
よく知られる「不思議の国のアリス」の筋をなぞりながら、本作では、“誰も知らなかった物語”として、恐怖政治を敷くようになったハートの女王の過去や、帽子屋ハッターが“マッドハッター”になった背景、そしてアリス同様、穴の中の世界に迷い込んだ小説家チャールズの姿が描かれ、ただ楽しいだけではない、人生に訪れる困難や悲しみ、幸せを見つけるために必要な勇気などを示唆する“大人な味わい”を見せる。
ゲネプロ後には囲み取材が行われた。登壇した田中、池上、ROLLY、土屋、吉田、河相は口々に、「青森公演でいかに観客から元気をもらったか」を熱弁。東京公演に向けて士気が高まった様子で、「お客さんからいただいたたくさんエネルギーを、皆さんにお返ししたい」(池上)と話す。田中は「私も負けない熱量で演技をしていきたいです。世の中にあふれる他人事だと思えるような事柄も、ミュージカル『ALICE』を生で体感していただくことで、自分事に感じていただける……そんな素敵なミュージカルです。劇場でお待ちしております!」と意気込みを語った。
上演時間は休憩ありの約2時間15分。東京公演は11月9日まで。その後、本作は来年1月まで全国で上演される。
なお、ステージナタリーでは田中、池上、ROLLY、吉田の座談会を掲載。4人が和気あいあいと公演への意気込みや、作品の見どころについて語っている。関連する特集・インタビュー
ミュージカル「ALICE~不思議の国のアリスより~」
2024年11月4日(月・振休) ※公演終了
青森県 リンクステーションホール青森
2024年11月7日(木)~2024年11月9日(土)
東京都 きゅりあん 大ホール
2024年11月24日(日)
愛知県 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
2024年12月1日(日)
大分県 J:COM ホルトホール大分
2024年12月7日(土)
岐阜県 関市文化会館
2024年12月14日(土)
熊本県 熊本県立劇場
2025年1月11日(土)
大阪府 泉佐野市立文化会館(エブノ泉の森ホール)
2025年1月12日(日)
香川県 レクザムホール(香川県県民ホール)
2025年1月16日(木)
長崎県 南島原市ありえコレジヨホール
2025年1月18日(土)
鹿児島県 川商ホール(鹿児島市民文化ホール)
2025年1月19日(日)
長崎県 長崎ブリックホール
2025年1月25日(土)
静岡県 磐田市民文化会館「かたりあ」
2025年1月26日(日)
和歌山県 粉河ふるさとセンター
スタッフ
上演台本・音楽・演出:西田直木
出演
アリス:
ハートの女王:
帽子屋ハッター:
チェシャ猫:
白ウサギ:
チャールズ:
ドルディ:植松恵理
ドルダム:真樹めぐみ
甲斐祐次 / 柿内有馬 / 菅原聡史 / 日野樹 / 彌益凜 / 朝丘奈津実 / 小林実加 / 月紫えりか / 松井純菜 / 水沢ふう
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ステージナタリー @stage_natalie
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