吉田栄作がスクルージに、ミュージカル「クリスマス・キャロル」が全国ツアー中

去る11月12日、吉田栄作が主演を務めるミュージカル「クリスマス・キャロル」のプレビュー公演が東京・西東京市保谷こもれびホールで行われ、出演者が取材に応じた。

舞台は1843年、イギリス・ロンドンのクリスマスイブ。悪どい商売をしている守銭奴のスクルージが孤独なクリスマスを過ごしていると、突然、7年前に亡くなった共同経営者・マーレイの亡霊が現れて……。

スクルージ役を演じる吉田栄作は、作品について「なぜ世界中の広い世代の人たちに愛され続けているのかを、この年齢になって、この物語と再会して、2カ月間じっくり向き合って再確認しました」と告白。「今回はオリジナルとは違う設定、演出がありますが、笑いあり、華やかな歌やダンスショーあり、涙ありの心温まる最高の作品になりました」と自信をのぞかせる。

スクルージの物語の鍵となる3人の女性を演じる早見優は、「女優だったり、老婆だったり、違うタイプのキャラを演じるので、お稽古中、『あれ？ 今、誰だっけ？』ってなることもありました」と稽古の様子を振り返る。また、マーレイ（幽霊）役の吉田要士は「ストーリーだけでなく、音楽も本当に素敵な曲ばかりで、コンサートもやりたいぐらいです。最高に幸せになれるミュージカルですので、ぜひとも全国の皆さんにご覧いただきたいと思います」と思いを語った。

ミュージカル「クリスマス・キャロル」は12月25日にかけて、秋田や盛岡、高知など、全国20カ所を回る。東京公演は、12月21日から22日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて。