この30年を上演を通して見つめ直す、7度が「三月の5日間」を“独り芝居”に

4

44

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 1 10
  • 33 シェア

7度「三月の5日間」が12月5日から8日まで東京・BUoYにて上演される。

7度「三月の5日間」チラシ表

7度「三月の5日間」チラシ表

大きなサイズで見る(全3件)

「三月の5日間」は、チェルフィッチュ・岡田利規の第49回岸田國士戯曲賞受賞作。2003年、アメリカ軍がイラク空爆を開始した3月21日(アメリカでは20日)を間に挟んだ5日間における、若者たち数組の行動を描く。7度では本作を“独り芝居”として立ち上げる。

7度

7度[拡大]

上演に向けて7度は、「1990年代から2020年代-そろそろ歴史としての雰囲気を帯びてきた、この30年を今一度、上演を通して見つめてみるプロジェクトを立ち上げ、『無名なる「わたし」の文化史』と名付けました。「わたし」たちはどう生き、どう生きられなかったのか。演劇は何を描き、何を描けなかったのか。第一弾として、2004年に初演された、岡田利規作『三月の5日間』を上演します」とコメント。「チェルフィッチュ特有の、超リアル日本語と、台詞に合わせた独特な動きにより、強い影響力を持つ作品に対し、私達7度は、いったんその上演形式とテキストを切り離し、『三月の5日間』の背景を生きてきた世代として、『あの頃、わたしは20代だった』という事も踏まえ、今一度読み直してみたいと思います。その中を生きた、無名なる『わたし』は、どんな足あとを残してきたのか。現在地から地続きの2000年代の情景を見つめ、若者の現実感、メディアとの距離感や世界認識を改めて浮き彫りにし、次の時代へと希望をつなぐため、7度版『三月の5日間』を上演します」と思いを述べた。

この記事の画像(全3件)

7度「三月の5日間」

2024年12月5日(木)〜8日(日)
東京都 BUoY

スタッフ

原作:岡田利規
構成台本:7度
演出:伊藤全記

出演

山口真由

公演・舞台情報
全文を表示

読者の反応

  • 4

7度 @nanado_company

ステージナタリーさんに、12月公演『三月の5日間』を紹介していただきました☀
ご一読いただけたら幸いです。

現代を代表する戯曲に、今回も一人で挑んでいます!

🎫ご予約受付中です。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
https://t.co/w4a9MINN4d https://t.co/yenKhcl9X3

コメントを読む(4件)

関連記事

7度のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 7度「三月の5日間」 / 7度 / 岡田利規 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします