“既成の演劇に飽き足らなくなっている貴方”へ、松本修のMODE「さようなら、シュルツ先生」幕開け

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MODE『さようなら、シュルツ先生』」が、昨日10月18日に東京の座・高円寺1で開幕した。

MODE「さようなら、シュルツ先生」より。(撮影:益永葉)

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MODE「さようなら、シュルツ先生」より。(撮影:益永葉)

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松本修が主宰を務めるMODEは、昨年、約7年ぶりの東京公演「さようなら、シュルツ先生」で活動を再開した。「さようなら、シュルツ先生」は、ポーランドのユダヤ系作家・画家であるブルーノ・シュルツのテキストや絵画をもとに、松本が構成・演出を手がける作品。今回は新たなキャストを迎え、同作を大幅に改訂、ブラッシュアップして立ち上げる。

MODE「さようなら、シュルツ先生」より。(撮影:益永葉)

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開幕に際し、松本は「座・高円寺で初日の幕が開きました。あらかじめ戯曲があっての公演とは違い、小説や絵画を基に全て現場で創作していくやり方はとても手がかかりますが、それだけにオリジナル度は高い作品になっていると思います。妙ちきりんな世界が展開しております。既成の演劇に飽き足らなくなっている貴方、ぜひ足をお運び下さい。昨日の観客の方(シュルツの祖国ポーランドの演劇関係者)の感想は『幾つかの映画を想起した。そして寺山修司の作品の影響をとても感じた』でした。創作中はあまり意識はしませんでしたが、たしかにそうかもしれません。ご来場をお待ちしております」とコメントした。

MODE「さようなら、シュルツ先生」より。(撮影:益永葉)

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出演者には石井ひとみ、大宮京子、中嶋真由佳、浦塚理央、松下美波、前田夏実、石田夏希、山本耀、木香花菜、石川朝、榎本純朗、宮沢大地、小谷真一、璃空、綾田將一、薄井啓作、菊池健光、吉田重幸が名を連ねた。

MODE「さようなら、シュルツ先生」より。(撮影:益永葉)

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上演時間は約2時間。公演は10月27日まで。

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MODE「さようなら、シュルツ先生」

2024年10月18日(金)~2024年10月27日(日) ※公演終了
東京都 座・高円寺1

スタッフ

原作:ブルーノ・シュルツ
構成・演出:松本修

出演

石井ひとみ / 大宮京子 / 中嶋真由佳 / 浦塚理央 / 松下美波 / 前田夏実 / 石田夏希 / 山本耀 / 木香花菜 / 石川朝 / 榎本純朗 / 宮沢大地 / 小谷真一 / 璃空 / 綾田將一 / 薄井啓作 / 菊池健光 / 吉田重幸

※シニア割引、アンダー25割引あり。

公演・舞台情報
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読者の反応

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木下 菜穂子(キノシタ ナホコ) @nahoco13

松本さんの作品はどんなに答えが見えなくても悲しみに耽らない。
クールにその場を楽しむ人間を淡々と観せられ、その姿に魅せられる。美の追求。芸術の追求。ただの酒好き親父じゃないのを作品で常々感じさせられる(笑)
『さよなら、シュルツ先生』観たかったなぁ… https://t.co/3o0sW0EfrG https://t.co/oHRlSc9KSL

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