デーア・ローアー、東京演劇アンサンブルの創立70年を記念した書き下ろし「ヤマモトさんはまだいる」

「TEE 東京演劇アンサンブル創立70年記念公演II 第36回池袋演劇祭参加作品『ヤマモトさんはまだいる』」が、9月12日から16日まで東京・あうるすぽっとで上演される。

「ヤマモトさんはまだいる」は、ドイツの劇作家デーア・ローアーが、東京演劇アンサンブル創立70年を記念し、書き下ろした作品。作中では、西欧の大都市を舞台に、小さなアパートに暮らす年配の女性ミセス・ヤマモトを巡る物語が展開する。同じアパートに住む1組のカップル、ニノとエリックは、ミセス・ヤマモトと“友情のようなもの”を育んでいたが、ミセス・ヤマモトはある日、階段で転んで病院に運ばれ、亡くなってしまい……。

翻訳・ドラマトゥルクを三輪玲子、演出を公家義徳が担当。出演者には、志賀澤子、永野愛理、雨宮大夢、青木鉄仁、入澤愛、宮山知衣、菊地柾宏、原口久美子、三木元太、福井秦美、林亜里子、二宮聡、林亜里子、永濱渉、奈須弘子、洪美玉、浅井純彦が名を連ねている。また、ローアーの来日が決定し、9月13日と15日の14:00開演回の終演後、アフタートークのゲストとして登壇する。

なお「ヤマモトさんはまだいる」は、スイス・チューリッヒ劇場でも、イェッテ・シュテッケルの演出で、東京公演の開幕日と同日の9月12日に初演される。