音楽座ミュージカル「SUNDAY」開幕に高野菜々「この作品がどなたかの“明日”になれば」

「音楽座ミュージカル『SUNDAY（サンデイ）』」が、昨日6月13日に東京・草月ホールで開幕した。

「SUNDAY」は、アガサ・クリスティーの小説「春にして君を離れ」をもとにしたミュージカル。2018年に初演、2020年に再演され、今回が3度目の上演となる。弁護士の妻として子どもたちを立派に育て上げたジョーン・スカダモアは、バグダッドに次女バーバラを見舞った帰り、ひどい雨に降られて砂漠で足止めされてしまう。退屈な日々を過ごす中、ジョーンは自らの“素晴らしい”人生を思い出し……。出演者にはジョーン役の高野菜々をはじめとした音楽座ミュージカルのメンバーに加え、客演の藤重政孝も名を連ねた。

高野は「私は今回の作品から、“なぜ生きるのか”じゃなくて、“いかに生きるか”なんだなぁ。と、登場人物たちが物語のなかで教えてくれるように感じています。八方塞がりのドン底の中であっても“自分の人生をまっすぐ生きること”を決められるのは、誰でもない自分次第。その意思をもった登場人物たちにとても勇気をもらいます。この作品がどなたかの『明日』になれば、とても嬉しいです」とコメントしている。

上演時間は休憩15分を含む約2時間30分となり、東京公演は6月17日まで行われる。なお本作はその後、7月10日に愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール、28日に広島・JMSアステールプラザ 大ホールでも上演される。

高野菜々コメント

「SUNDAY（サンデイ）」2024年版、あぁでもないこうでもないと創っては壊し試行錯誤を経て初日を迎えることができました。

私は今回の作品から、“なぜ生きるのか”じゃなくて、“いかに生きるか”なんだなぁ。と、登場人物たちが物語のなかで教えてくれるように感じています。八方塞がりのドン底の中であっても“自分の人生をまっすぐ生きること”を決められるのは、誰でもない自分次第。その意思をもった登場人物たちにとても勇気をもらいます。この作品がどなたかの「明日」になれば、とても嬉しいです。ぜひ観にいらしてください。お待ちしています。

※ウィリアム役の上田亮は体調不良のため東京公演を降板。東京公演ではウィリアム役を上田に代わり大須賀勇登が、大須賀が演じる予定だったトニー役を泉陸が務めます。