現実世界にチクっと針を刺す…小栗基裕・坂ノ上茜ら出演の劇団papercraft「空夢」開幕

「劇団papercraft 第10回公演『空夢』」が昨日4月26日に東京・すみだパークシアター倉にて開幕した。

劇団papercraftは、昨年11月に第29回劇作家協会新人戯曲賞を受賞した海路が主宰を務める劇団。「空夢」は海路が作・演出を手がける新作で、劇中では“同級生の街”を舞台に、街の同級生が1人多かったことに気づいた男女の姿を描く不条理劇が展開する。出演者にはs**t kingzの小栗基裕、坂ノ上茜のほか、劇団4ドル50セントの前田悠雅、入手杏奈、朝田淳弥、佐々木修二、そして猫のホテルの村上航が名を連ねた。

開幕に際し、海路は「この物語が生まれたのは、偶然なのか必然なのか。偶然だとは言わせたくない、そんな物語です」とコメント。小栗は「不思議だけど、ふとした瞬間にこの現実の世界に、そしてあなた自身にチクっと針を刺すような、そんな海路ワールドをお楽しみください！」、坂ノ上は「見終えた後も余韻に浸れるような作品になっていたら嬉しいです」と観客にメッセージを送った。

上演時間は約1時間30分。公演は5月6日まで。

海路コメント

知ってるような、知らないようなお話です。これは。

というか、知らないとは言わせたくない話です。

創作期間を経て、よりそんな思いが強まりました。

この物語が生まれたのは、偶然なのか必然なのか。偶然だとは言わせたくない、そんな物語です、これは。

小栗基裕コメント

今回の脚本は大きな大きな迷路のようで海路さんと出演者みんなで沢山話し合いながら、目的地を目指す日々でした。そしてこの迷路は面白い事に目的地までの道が何通りもあってその日どのルートを通ってゴールするかは誰にも分からない。きっとまだまだ発見されていない道も沢山あります！ 皆さんにも一緒にこの迷路をドキドキしながら歩いて貰えたら幸せです！ 不思議だけど、ふとした瞬間にこの現実の世界に、そしてあなた自身にチクっと針を刺すような、そんな海路ワールドをお楽しみください！

坂ノ上茜コメント

本日、初日を迎えました。

まずは無事に幕が開いたこと、そしてお客様に作品を観ていただけたことを嬉しく思います。

スタッフキャストみんなで和気藹々としながらも一丸となって毎日稽古を重ねてきました。

見終えた後も余韻に浸れるような作品になっていたら嬉しいです。

5月6日まで公演は続きますので、気になる方は是非観に来てください！

2度目の楽しさも味わえる作品だと思うので、リピーターさんももちろん大歓迎です。