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「銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件」は、カナダの作家アンドリュー・カウフマンによる小説で、奇妙な強盗に“魂の51%”を奪われた13人の被害者たちの物語が描かれる。
初日会見には、花總と谷原が出席。花總は「『舞台化するのは難しいんじゃないか』と言われていた作品ですが、本日いよいよ皆様にこの物語をお届けすることができます。この舞台を作るために、キャスト・スタッフ総動員で一生懸命やってきたので、作品が持つ力、カンパニーが持つ力を感じていただけたらうれしいです」とあいさつ。自身が務めるステイシーという役どころについて、「ステイシーという役は、自分をだましながら演じないといけない部分が多い役なので、これまでに演じてきた役とは種類の違う難しさがありました」と言及しながら、「イメージをつかむのが難しい作品ではあったのですが、さすがはG2さん! 不可思議な作品を手がけたらNo.1の演出家さんですね。ユーモアを交えて演出してくださったので、お客様にもわかりやすい形になっています」とG2を称えた。
谷原も「G2さんが演出する作品は余白が多い。本作も、お客様がイメージを膨らませやすく、深い考察ができるような舞台になっていると思います」と同意しつつ、「ダークでシリアスなストーリーではありますが、G2さんいわく『本作はコメディ』。それぞれの生活の中でうまくいかないこともあるかもしれないけれど、それを笑い飛ばせるきっかけになれば」と作品の魅力を語る。また、谷原が「花總さんと一緒にお芝居をする中で、良い夫婦の関係性を構築できたのではないかと思います。花總さんがアカペラで美しい旋律を歌うシーンがあるのですが、僕はそこが大好きなんです」と花總に視線を送ると、花總は「そんなにハードルを上げないでくださいよ!」と照れ笑いした。
ステイシーの身体が縮むことにちなみ、記者から「もし自分の身体が縮んでしまったら?」と問われた花總は「鳥に乗っていろいろな国へ行き、冒険してみたい」と回答。すると谷原は「夢があるね。最高の答えだ!」と花總に向けて微笑みかけ、「僕は身体が大きいから、舞台観劇や野球観戦に行くと、席が窮屈で疲れてしまうんです。なので、小さくなったら思う存分のびのびと観劇・観戦してみたいですね(笑)」と答えた。
東京公演は4月14日まで。その後、20・21日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール、26日から28日まで愛知・御園座で上演される。
なおステージナタリーでは、舞台「銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件」の特集を展開中。G2が10年の構想を経て舞台化した本作について、花總に魅力を語ってもらった。舞台「銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件」
2024年4月1日(月)〜14日(日) ※公演終了
東京都 日本青年館ホール
2024年4月20日(土)・21日(日) ※公演終了
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
2024年4月26日(金)〜28日(日) ※公演終了
愛知県 御園座
スタッフ
原作:アンドリュー・カウフマン
脚本・演出:
出演
※吉崎裕哉と須崎汐理の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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