モチーフは森、終のすみかがせんがわ劇場で繰り広げる「Deep in the woods」

「終のすみか『Deep in the woods』」が5月24日から26日まで、東京・調布市せんがわ劇場にて上演される。

これは第13回せんがわ劇場演劇コンクールにて「オーディエンス賞」を受賞した終のすみかによる公演。上演に向け、作・演出を手がける坂本奈央は「昨年のコンクール参加の際、劇場の客席と舞台との距離や空気の層に、霧の立ち込めるような鬱蒼さを感じました。さらに、強固な空間には根を張ったような印象を。これまでは、ぎゅうぎゅうとした生活圏内で人と距離を取ること、取らないこと、あるいは取れないことを多く考えてきたように思います。今作のモチーフは森です。他者だけではない広い外部の世界に、どのように自分を置くのでしょう」とコメントした。

出演者には高橋あずさ、文学座の武田知久、青年団 / グループ・野原の串尾一輝が名を連ねた。なお本公演は配信も行われる。