「祭 GALA」で岩本照が振付、宮舘涼太が衣裳を担当　深澤辰哉は「差し入れ担当です！」

Snow Manの岩本照、深澤辰哉、宮舘涼太が主演・演出を務める「祭 GALA」の制作発表記者会見が、昨日3月7日に東京都内で行われた。

「祭 GALA」は、これまで「滝沢歌舞伎」シリーズをはじめとしたさまざま公演で、何度も新橋演舞場の舞台に立ってきた岩本、深澤、宮舘による新作舞台。公演では、和と洋が融合したエンタテインメントが立ち上げられる。会見には、岩本、深澤、宮舘、そして松竹の山根成之副社長執行役員が登壇。山根は「4月に毎年東京・新橋演舞場で行われていた『滝沢歌舞伎』が、昨年惜しまれつつ幕を閉じました。うれしいことに、このたび岩本さん、深澤さん、宮舘さんの3人が、主演と演出を担う『祭 GALA』で新橋演舞場に戻ってきてくださいます。新たなエンタメを生み出していただきたい」と言葉に力を込めた。

上演に向けた気持ちを問われると、岩本は「自分たちは、新橋演舞場で育ってきたという自覚があるので、上演が決まったときは、素直にうれしかったですね。また春が来ると思いました。個人的に、プレッシャーはまったく感じていません。僕たちが描きたいことと、お客さんの心に届くものが一致しているかもわかりませんが、この試行錯誤している時間が楽しくて。新橋演舞場から始まったこの作品を、いずれは海外に持って行けるように、日本の文化を海外に伝えられるような作品に仕上げたい」、宮舘は「プレッシャーがないと言うとうそになります。しかし3人で作り上げる空想の世界を実現させて、より多くの人に楽しんでいただくことを目標に、1日1日稽古を重ねていると、（プレッシャーが）楽しみな気持ちに変わってきました」とコメント。

2人のコメントが終わるたび、「うまいねえ」「言いたいこと、全部言ってくれた」と合いの手を入れていた深澤は「上演は4月という新生活のタイミングでもあります。そういったスタートのタイミングで、3人で『祭 GALA』に挑めるということで、ドキドキ、ワクワクしています。やりたいことがたくさんありますし、いろいろな方々に観ていただいて、何かを受け取っていただきたい。海外もそうですが、地方にも行ったりして、より多くの人に『祭 GALA』という作品を観ていただけたら」と思いを述べた。

またこのたび、振付を岩本、衣裳を宮舘が担い、オープニングの衣裳デザインをコシノジュンコが手がけることが発表された。岩本は「気付いたらやらせてもらうことになりました（笑）。どのような雰囲気で踊ったら、より深澤と宮舘、そしてほかのキャストのエネルギーをお客様により届けることができるか、頭の中で想像しながら作っています」と話し、宮舘は「岩本が作る振付の世界観や、キャスト全体のバランスを考えて衣裳を考えています。コシノジュンコさんには、ド派手な衣裳を作っていただくことになりました。打ち合わせやフィッティングを重ねて、修正段階に入っています」と進捗を明かす。2人に続き、深澤が「僕は……差し入れ担当です！」と発表すると、会場は笑いに包まれる。深澤が「作品を作るうえで大切なものは、スタッフさんやキャストの絆だと思っていて。そこで僕に何ができるんだろう……と考えたとき、差し入れだな、と。4日後ぐらいに、ピザパーティをやる予定です」と続けると、宮舘は「ピザパーティは、今初めて知りました（笑）」と、岩本と顔を見合わせた。

演出面についての質問が飛ぶと、深澤は「ネタバレになるので、あまり詳しくは言えないのですが、僕たちそれぞれの得意分野を生かしたシーンや、新たな挑戦となるシーンが散りばめられています。祭りの出店みたいな感覚で、いろいろな出し物があるイメージです」と説明。記者からの「身体能力を生かした演出もあるのか」との問いに、岩本は深くうなずき、「『身体を酷使したい、身体を張らせてくれ』ということは、スタッフさんに最初の打ち合わせからお願いしていたことです。深澤は、苦い顔をしていましたが（笑）」と話す。またストーリーについて、岩本は「出演者としても、観客としても感じるのは、新橋演舞場にはすごいパワーがある、ということ。新橋演舞場が持つパワースポット的な要素を大事にしながら、ストーリーを作っていきたいと思っています。神社やお寺に行くような感覚でお越しいただければ、より『祭 GALA』の世界に入りやすいかもしれません」と語った。

そして話題は、Snow Manメンバーの「祭 GALA」への反応に。岩本は「（向井）康二から『俺、「祭 GALA」、めちゃくちゃ観にいくで』みたいなことを言われました（笑）。新橋演舞場は、Snow Manにとって思い入れのある劇場で、メンバーも楽しみにしているようです。メンバーみんな、観に来てくれるんじゃないかな」と笑顔を見せた。チケットの一般販売は3月20日10:00にスタート。