藤間勘十郎が構成・演出を担う「偐紫田舎源氏」光氏役は水夏希

「藤間勘十郎文芸シリーズ 語りの世界 Vol.1『偐紫田舎源氏』」が、6月21日から23日まで大阪・近鉄アート館、7月19日から21日まで東京・浜離宮朝日ホール 小ホールで上演される。

これは、江戸後期の戯作者・柳亭種彦の長編「偐紫田舎源氏」を、藤間勘十郎の歌舞伎様式による構成・演出で立ち上げるもの。「源氏物語」の世界の贋作として書かれた「偐紫田舎源氏」は、時代設定が平安時代から室町時代に置き換えられ、将軍・足利義政の妾腹・光氏が、好色遍歴を装い、敵対する山名宗全を滅ぼす物語が展開する。

物語は、4名の女優と、三味線・筝・ 鳴物の生演奏でつづられる。大阪公演には水夏希、北翔海莉、舞羽美海、三林京子、東京公演には水、一色采子、舞羽、三林が出演者に名を連ねた。いずれの公演でも、水が光氏を演じる。チケットの一般販売は4月23日にスタート。