演劇的な喜びの詰まった作品、五戸真理枝演出「兵卒タナカ」稽古場写真が到着

2月3日に初日を迎えるオフィスコットーネプロデュース「兵卒タナカ」より、稽古の様子を収めた写真と、演出の五戸真理枝のメッセージが届いた。

これはプロデューサーの故・綿貫凜による構想をもとに、日本の軍国主義を痛烈に批判したドイツ人作家ゲオルク・カイザーの戯曲を、五戸の演出で立ち上げるもの。初日に向け、五戸は「稽古場では作品が全体像を現し、あちこちで、もっとああしよう、こうしようと意見が飛び交い、ものすごい勢いで皆が前進しています」と言い、「繊細な感情から激しい感情までを、俳優の心からお客さまの心へ直接伝える、演劇的な喜びのたくさん詰まった作品です。お客様に、劇場にいる時間をめい一杯お楽しみいただきたいのです」とコメントした。

なお本作の出演者には平埜生成、瀬戸さおり、朝倉伸二、かんのひとみ、渡邊りょう、土屋佑壱、名取幸政、村上佳、比嘉崇貴、須賀田敬右、澁谷凜音、永野百合子、宮島健が名を連ねている。公演は2月3日から14日まで東京・吉祥寺シアターにて行われる。

五戸真理枝コメント

稽古場では作品が全体像を現し、あちこちで、もっとああしよう、こうしようと意見が飛び交い、ものすごい勢いで皆が前進しています。昨日の衣裳合わせでは、1着1着の衣裳にこめられた思いに泣けてきました。作者が戯曲に込めた炎のような思いが、俳優やスタッフの創造性に火をつけているのです。

繊細な感情から激しい感情までを、俳優の心からお客さまの心へ直接伝える、演劇的な喜びのたくさん詰まった作品です。お客様に、劇場にいる時間をめい一杯お楽しみいただきたいのです。是非、吉祥寺シアターに心揺さぶられに来てください。