綿貫凜の構想をもとにした「兵卒タナカ」2024年上演、演出は五戸真理枝

オフィスコットーネプロデュース「兵卒タナカ」が来年2月に東京・吉祥寺シアターにて上演される。

これは昨年死去したプロデューサーの綿貫凜による構想をもとに立ち上げられた企画。日本の軍国主義を痛烈に批判したドイツ人作家ゲオルク・カイザーの戯曲を、文学座の五戸真理枝の演出で上演する。

出演者には平埜生成、瀬戸さおり、朝倉伸二、劇団道学先生のかんのひとみ、渡邊りょう、土屋佑壱、青年座の名取幸政、文学座の村上佳と比嘉崇貴、青年座の須賀田敬右と澁谷凜音、妖精大図鑑の永野百合子、宮島健らが名を連ねた。

上演に向けて五戸は「綿貫凛さんが演劇に捧げていた愛情を、我が心の灯として、少しでも引き継いでいきたいと思っております。綿貫さんの明るさや激しさを常にそばに感じながら、出演者、スタッフの皆さまと共に、現代人の ための、未来への希望を失わずに現代を生きていくための戦争演劇として『兵卒タナカ』を立ち上げていきたいと思います」とコメントした。公演の詳細は続報を待とう。