心震える瞬間がちりばめられた、サラダボール「サド侯爵夫人」香川で幕開け

サラダボール「サド侯爵夫人」が、1月25日に香川・四国学院大学 ノトススタジオで開幕した。

本作は、四国を拠点に活動するサラダボールが2020年に初演した、三島由紀夫の作品。劇中では、サド侯爵をめぐり女たちが激しく対立する様子が描かれる。今回は、初演も手がけたサラダボールの主宰・西村和宏が、演出を大幅に変えて立ち上げる。出演者には高橋なつみ、鈴木智香子、永山香月、横関亜莉彩、ほりゆり、申瑞季が名を連ねた。

開幕に際し、高橋は「サド侯爵をそれぞれの立場から語る6人の女性、語られるほどに浮き彫りになっていくサド侯爵。三島由紀夫の壮絶な言葉の応酬を舞台上に立ち上げ、心震える瞬間の散りばめられた生き生きとした作品になったと思います。全身全霊でお届けいたしますので、是非沢山の方に見ていただきたいです。お目にかかれることを心待ちにしております！」とコメントした。

上演時間は休憩含む約3時間。香川公演は明日28日まで行われ、その後、2月10日から18日まで東京・こまばアゴラ劇場公演が行われる。