声優や俳優が回替わり出演、「マッチ売りの少女」開幕に傳谷英里香・林一敬らが魅力アピール

「音楽朗読劇 THE LITTLE MATCH GIRL ～アンデルセン童話『マッチ売りの少女』より～」が、本日11月25日に東京・博品館劇場で開幕した。これに先駆け昨日24日に、フォトコールと取材会が行われた。

本作は、入江おろぱが脚本、野坂実が演出を手がける音楽朗読劇。アンデルセンの童話「マッチ売りの少女」をベースに、“本当の幸福とは何か”を、音楽と映像、出演者たちの声を交えて描き出す。キャストは回替わりとなり、信心深いマッチ売りの少女・エナ役を佐倉初、星守紗凪、小山百代、傳谷英里香、彼女の兄・ミケル役を和合真一、生田輝、田淵累生、今江大地、林一敬が演じるほか、奥井那我人、野津山幸宏、野本ほたる、正木郁、石井陽菜、石飛恵里花、高岡薫、三村遥佳、岩田光央、根本正勝、川野太郎、さかいかな、名塚佳織、松本梨香が出演する。

フォトコールは傳谷、林、奥井、高岡、岩田、さかいによるチームで行われた。傳谷は本作の見どころについて「父、イェン、ローネ、語りの皆さんが2役以上を演じるところです」と紹介し、「朗読劇の魅力は本の中の文字が立体になって目の前で見られる温度感だと思うので、そこを大切にしながら楽しみたい」と意気込む。林も「皆さんの演じ分けをすごく楽しんで聞いています」と同意し、「僕も初めての朗読劇で、野坂さんや岩田さんに立ち方や読み方など色々なアドバイスをもらいながら頑張っています。ぜひ見にきてください」とメッセージを送った。

上演時間は約1時間30分。公演は12月3日まで。なお11月28日19:00開演回と12月1日19:00開演回では、アーカイブ付きのライブ配信が実施される。

傳谷英里香コメント

この作品の見どころは、父、イェン、ローネ、語りの皆さんが2役以上を演じるところです。私自身は朗読劇が初めてで、新たな挑戦を楽しんでいます。朗読劇の魅力は本の中の文字が立体になって目の前で見られる温度感だと思うので、そこを大切にしながら楽しみたいと思います。

林一敬コメント

英里香さんがおっしゃる通り、エナとミケル以外はみんなたくさんの役を演じます。僕も一緒に演じていますが、皆さんの演じ分けをすごく楽しんで聞いています。そこが見どころです！ 僕も初めての朗読劇で、野坂さんや岩田さんに立ち方や読み方など色々なアドバイスをもらいながら頑張っています。ぜひ見にきてください。

奥井那我人コメント

今回はじめましての方が結構いますが、毎公演キャストが入れ替わり、同じ役でも演じ方が大きく変わります。皆さんにもその違いを楽しんでもらえると思います。僕が出演するのは5公演ですが、たくさんの方に良いものをお届けできるよう精一杯頑張りますので、最後までよろしくお願いします。

高岡薫コメント

エナとミケルがお互いをすごく思い合っていて、それが時にあたたかく、時に切ないのがグッときます。2人の関係性がこの作品の見どころかなと思います。私が演じるローネは小さな女の子。自分の心に正直に生きている姿は、大人になると少し戸惑うところもありました。子供の純真さを忘れずに毎公演楽しみ、皆さんに少しでも童話の世界を感じていただけるように頑張りたいと思います。

岩田光央コメント

童話って結構残酷で、「マッチ売りの少女」もシリアスな部分があります。僕はそんなシーンを一手に担っているところがあるので、心がぐちゃぐちゃになりながら演じています。でも、僕の本業は声優なので、非常にやりがいも感じます。朗読劇は我々声優が最も得意とするジャンル。ダントツで年上ですが、息子と同い年くらいの若い子達に痺れながらやっています。毎回組み合わせが違うので、一期一会のメンバーと共に楽しみたいです。

さかいかなコメント

稽古では、物語や役の大切な部分を積み重ねてきました。本番が初めてのセッションになるチームもあると思います。その瞬間の化学反応がたくさん起きると思いますし、みんなの芝居の熱量や生演奏の音楽も含めてそのときだけのものをお見せできると思います。私は松本梨香さん、名塚佳織さんという先輩と同じ役。私だからできる表現方法を悩みながら挑戦しています。生だからこそ、空間と役者の気持ちを繋げる語りができたらと思っています。チームごとに感じ方や見どころも変わると思うので、何度見ても楽しめると思いますし、私自身も楽しみたいと思っています。