「エウリディケ」は、アメリカの劇作家サラ・ルールが、ギリシャ神話をもとに執筆した戯曲。作中では結婚を約束したカップル、音楽家のオルフェとエウリディケのラブストーリーが展開する。結婚式当日、エウリディケは“危険でおもしろい男”に見初められてしまい、亡くなった父からの手紙を渡してもらえるという言葉につられ、男の部屋に行ってしまう。手紙を取り戻し、男の誘惑から逃れたエウリディケだったが、階段から足を踏み外し転落死する。死んだエウリディケが、死者の国で父親と再会する一方、地獄の門にたどり着いたオルフェは、自らの歌によってエウリディケを取り戻せる可能性をつかみ……。
エウリディケ役に
水嶋、和田、崎山、栗原、白井のコメントは以下の通り。
水嶋凜コメント
この作品は、ギリシャ神話を現代版にアレンジした、生者と死者間の愛をテーマとするお話です。昔の物語がベースとなっている為最初は難しさを覚えましたが、読み解くにつれ現代の人々の感情の持ち方とあまり変わらないものが根底にあるのだなと感じました。未だ感じたことの無い悲しみや喜びを、エウリディケを通じて経験するのをとても楽しみにしております。この経験を沢山の皆様と共有したいので、是非観に来てください!
和田雅成コメント
このお話をいただいた時、自分の中で緊張感が走った事を覚えています。白井さんの作品を何本も観させていただいていて、自分があの世界観に行けるのか、と。嬉しさと、底知れない不安がありました。でも迷うことなく出演させていただくことを決めました。
崎山つばさコメント
台本の1ページ目から世界観に殴られたような感覚でした。面白さと奇妙さと現実と空想が入り混じったような不思議さと、小説や絵本が混ざったようなおとぎ話のようでノンフィクションのような物語。既に楽しみで溢れています。演出白井さんと二度目ということもあるので、また新たな自分を見出していただけるように食らいついて、しがみついて頑張りたいと思います。
間違いなく自分の役者人生において、分岐点になると思います。自分の出来る限りを尽くして、作品創りに挑みます。
栗原英雄コメント
ギリシャ神話を現代に置き換えた、サラ・ルールさんの戯曲。サラさんが、亡き父との会話として書かれたとも耳にしております。父の娘への愛を大切に演じたいと思っております。白井さんの演出を受ける事も非常に楽しみです、近くで沢山学ばせていただきたいと思っております。素敵な共演者の方々と共にエウリディケの物語を紡いで参ります。皆様、劇場でお会いしましょう。
白井晃コメント
この戯曲に出会ったのが10年前。ずっと願っていた本作を、上演できることをとても嬉しく思っています。サラ・ルールの戯曲には、いつも詩情が溢れています。言葉と言葉の間に音楽が流れていて、その奥には、私たちが逃れることのできない「死」がテーマとして横たわっています。私が、彼女の戯曲に惹かれる理由はそんなところにあるのでしょう。私たちの「生」は、死と死に挟まれたほんの一瞬の輝きであり、その輝きは、花火のようにあっという間に闇の中に消えてしまう。ギリシア神話に想を得た本作が、現代の若者の物語として立ち上がった時に、私たちが生きているこの瞬間の大切さをみなさんと共に感じられることを切に願っています。
舞台「エウリディケ」
2024年2月4日(日)~18日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター
2024年2月24日(土)・25日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
作:サラ・ルール
演出:
翻訳:小宮山智津子
音楽:林正樹
出演:
演奏:林正樹(ピアノ)、 藤本一馬(ギター)
さざんかQ @sazankaQ
へえ‥と思って公式サイトを覗いたら余りの高額チケットに恐れをなす😅 水嶋凜はこうして改めて眺めるとめっちゃおかあさん(斉藤由貴)に似ているなあ。 https://t.co/NrOkXdNMQW