ヨーロッパ企画25周年記念公演「切り裂かないけど攫いはするジャック」開幕

ヨーロッパ企画「切り裂かないけど攫（さら）いはするジャック」が昨日9月9日に滋賀・栗東芸術文化会館SAKIRA（さきら） 中ホールにてプレビュー公演を終え、14日の京都・京都府立文化芸術会館公演を皮切りにツアーをスタートする。

「切り裂かないけど攫いはするジャック」は、ヨーロッパ企画が25周年を記念して行うツアー公演。作・演出を上田誠が手がけ、出演者に石田剛太、酒井善史、角田貴志、諏訪雅、土佐和成、中川晴樹、永野宗典、藤谷理子、また金丸慎太郎、早織、藤松祥子、内田倭史、岡嶋秀昭が名を連ねた。なお音楽を青木慶則が担当する。

開幕に際し、劇団代表の上田は「劇団史上初のミステリコメディができました。推理ものでよく見かける、探偵役が関係者を集めて推理を披露するあの感じが好きで、ああいうシーンをできるだけたくさんやりたいなと思って作った劇です。ほとんどの時間が推理合戦です。『推理』『推理』と実際に言ってもいます。25年目の我々が推理で霧を晴らすさまを、劇場でぜひご覧ください」とコメントした。

「切り裂かないけど攫いはするジャック」はこのあと9月14日から17日まで京都・京都府立文化芸術会館、20日から10月8日まで東京・本多劇場、11日に高知・高知県立県民文化ホール グリーンホール、14・15日に福岡・キャナルシティ劇場、17日に広島・JMSアステールプラザ 中ホール、20日から22日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、28日に神奈川・関内ホール、11月3日に愛知・ウインクあいち（愛知県産業労働センター） 大ホール、11・12日に富山・新川文化ホール 小ホールで上演される。

なおステージナタリーでは、ヨーロッパ企画25周年を記念した特集を実施。旗揚げメンバーの上田・諏訪・永野が25周年を振り返る座談会を掲載しているほか、ヨーロッパ企画メンバーのお気に入り作品を紹介している。