ヨーロッパ企画、25周年ツアー公演と南座特別興行のビジュアルお披露目

ヨーロッパ企画「切り裂かないけど攫（さら）いはするジャック」と、ヨーロッパ企画25周年特別興行 in 南座「きっと、私UFOを見た。」のビジュアルが解禁された。

「切り裂かないけど攫いはするジャック」のビジュアルには、霧に包まれたロンドンをイメージした背景に、出演者の姿が収められたほか「霧が濃いな。霧が濃いよ、これは。」とキャッチコピーが記された。また「きっと、私UFOを見た。」のビジュアルでは、角田貴志がイラストを手がけている。

「切り裂かないけど攫いはするジャック」は、ヨーロッパ企画が25周年を記念して行うツアー公演。作・演出を上田誠、音楽を青木慶則が担当する。上田は劇団の25周年について「『やっと色々少しずつ分かってきたし、ここから面白くなっていきそうだ』というのが正直なところです」と思いを語り、「ジャックは誰なのか。何が目的なのか。攫ってどうするのか。攫うってジャックひとりでできることなのか。集団名なのか。誰が言い出したのか。いつまで続けるのか。衰えはいつ来るのか。すべては霧の中です」とコメントした。

「切り裂かないけど攫いはするジャック」は9月9日に滋賀・栗東芸術文化会館SAKIRA（さきら） 中ホールで行われるプレビュー公演を皮切りに、11月12日まで京都・東京・高地・福岡・広島・大阪・神奈川・愛知・富山を巡演。チケットの一般販売は滋賀・京都・東京・高地・広島・愛知・富山分が7月29日、福岡・大阪・神奈川分が8月5日に発売される。

また「きっと、私UFOを見た。」は11月21日に南座のみで行われる特別興行。総合演出を上田が担当し、チケットは8月12日に発売される。

上田誠コメント

ヨーロッパ企画ができて25年経ちました。その時々でこれが最高で青春、ということをやっていたら25年、という感じです。「やっと色々少しずつ分かってきたし、ここから面白くなっていきそうだ」というのが正直なところです。精神はそうであるとして肉体はもちろんその限りではなく、初期からいたメンバーはすっかりおじさんになっているんですが。

さて今回はミステリ劇をします。やったことないし今までは高いハードルを感じてましたけど、今の僕らならきっと面白いミステリコメディが作れるでしょう。場所はロンドン。切り裂かないけど攫いはする、謎の怪人ジャックが徘徊しているイメージです。

ジャックは誰なのか。何が目的なのか。攫ってどうするのか。攫うってジャックひとりでできることなのか。集団名なのか。誰が言い出したのか。いつまで続けるのか。衰えはいつ来るのか。すべては霧の中です。