チャミチャムの“もうほぼフィクション”「憶えてるのは言葉じゃなくて」明日まで

チャミチャム case2「憶えてるのは言葉じゃなくて」が、去る7月27日から東京・カフェムリウイで上演されている。

チャミチャムは、俳優の波多野伶奈が“誰かと考えたり喋ったり動いたりする場所“として立ち上げたユニット。今回は、波多野がいいへんじの中島梓織と共同で脚本を手がけ、中島の演出、波多野の出演で新作「憶えてるのは言葉じゃなくて」を立ち上げる。

本作について、波多野は「私の実体験を元にしてはいるものの、展開も言葉も擦り切れて『もうほぼフィクション』になっております。沢山たのしんで帰ってもらえたら幸いです。毎日とても暑いですが、みなさまお気をつけてご来場ください！」、中島は「物語のもとになっている過去の恋愛の話はもちろんなのですが、それを現在のわたしが、思い出すこと、言葉にすること、物語にすること、そしてこうして演劇作品として発表すること、その行為について、たくさん考えて言葉にしてきました。恋バナの内容自体は口外禁止ですが（恋バナとはそういうものなので）、わたしたちが向き合ってきた途方もない問いに、みなさまならどう応えるのか、お聞かせいただけたらうれしいです」とそれぞれ述べた。

上演時間は約1時間。公演は明日7月30日まで。なお、公演の模様は8月2日からディレイ配信される。

波多野伶奈コメント

チャミチャム2回目の公演、無事幕を上げられたこと本当に嬉しく、全方位に感謝ばかりです。ありがとうございます。「憶えてるのは言葉じゃなくて」とタイトルを決めてからここまであっという間でした。私であって、もう私じゃない、でも紛れもなく私の物語を中島梓織さんの力をお借りして作りました。

自分のことなんて本当に意味がわからないなと創作の過程で何度も思いましたが、何度も思ったからこそ今回の作品がしっかり自分らしいものになったのだと思います。

私の実体験を元にしてはいるものの、展開も言葉も擦り切れて「もうほぼフィクション」になっております。沢山たのしんで帰ってもらえたら幸いです。毎日とても暑いですが、みなさまお気をつけてご来場ください！ お待ちしております。

中島梓織コメント

観客のみなさまがいてくださってはじめて完成するこの公演、無事に幕が上がったことをとてもうれしく思います。

「憶えてるのは言葉じゃなくて」をつくるにあたって、波多野さん（ちゃむちゃん）とたくさん話をしました。

物語のもとになっている過去の恋愛の話はもちろんなのですが、それを現在のわたしが、思い出すこと、言葉にすること、物語にすること、そしてこうして演劇作品として発表すること、その行為について、たくさん考えて言葉にしてきました。

恋バナの内容自体は口外禁止ですが（恋バナとはそういうものなので）、わたしたちが向き合ってきた途方もない問いに、みなさまならどう応えるのか、お聞かせいただけたらうれしいです。

劇場にてお待ちしております！