中村鷹之資「翔之會」、中村富十郎の十三回忌をしのび「矢の根」「二人椀久」を披露

「第八回 翔之會」が、10月6日に東京・浅草公会堂で上演される。

「翔之會」は、中村鷹之資による公演。今回は、鷹之資の父・中村富十郎の十三回忌をしのび、芝居「矢の根」と、舞踊「二人椀久」を披露する。尾上松緑が指導を担う「矢の根」では、鷹之資が曽我五郎時政を勤めるほか、中村児太郎が曽我十郎祐成役、市川九團次が大薩摩主膳太夫役、市川猿弥が馬士畑右衛門役で出演。「二人椀久」では、振付を尾上菊之丞が手がけ、鷹之資が椀屋久兵衛、妹の渡邊愛子が松山太夫を勤める。

鷹之資は、公式サイトで本公演について「今回は、父の十三回忌を偲んで、芝居と舞踊の二題に挑戦させて頂きます。『矢の根』は松緑のお兄さんにご指導賜り、翔之會にて初の芝居として挑みます。『二人椀久』は、父が先代の雀右衛門の小父様と幾度となく勤めた演目でございます。父を偲んで、妹の愛子と共に未熟ではございますが、未来へ繋がる一歩として勤めさせて頂きます。どうぞご後援の程宜しくお願い申し上げます」とつづっている。チケットの一般販売は、8月7日にスタート。