「怪談 牡丹燈籠」に坂東玉三郎が期待「愛之助さんがどう料理するか楽しみ」

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坂東玉三郎特別公演 片岡愛之助出演」が、8月3日から27日まで京都・南座で上演される。これに先駆け6月22日に京都府内で取材会が行われ、坂東玉三郎片岡愛之助が出席した。

左から片岡愛之助、坂東玉三郎。

左から片岡愛之助、坂東玉三郎。

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「坂東玉三郎特別公演 片岡愛之助出演」チラシ表

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本公演では、三遊亭円朝の落語を原作にした「怪談 牡丹燈籠」が、玉三郎の演出で立ち上げられる。お峰を勤める玉三郎は「数少ない笑える怪談で、私の大好きな演目の1つです」と語り、「お峰と夫の伴蔵が欲に目をくらませてしまう。もともと悪人ではないのに、かわいい出来心で闇に引きずり込まれます。そこには笑いがありながらも人間の悪の心が見え隠れする。それがこの演目の独特なところ」と作品の面白さを分析。伴蔵役の愛之助については「役を作りすぎない、自然体で表現できる俳優。江戸の世話狂言を愛之助さんがどう料理するのか楽しみです」と話した。

愛之助は「欲望に翻弄されて幽霊と取引をする伴蔵とお峰は、完全な悪人ではないけど、“生”への執着が強い人たち。伴蔵は妻に対しては強気に出る内弁慶なところがある。そういう人間らしいところを表現できればと思っています」と意気込みを述べ、「“怪談”と付いていますが、そんなに怖いものではありません。本当に怖いのは人間の気持ちです。ぜひ笑って楽しんでいただけたら。私は初役なので、お兄さん(玉三郎)の胸を借りるつもりで、勉強しながら精一杯勤めます」とコメントした。

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「坂東玉三郎特別公演 片岡愛之助出演」

2023年8月3日(木)~27日(日)
京都府 南座

「怪談 牡丹燈籠」

原作:三遊亭円朝
脚本:大西信行
演出:坂東玉三郎
演出・補綴:今井豊茂

出演

伴蔵女房お峰:坂東玉三郎
伴蔵:片岡愛之助
萩原新三郎:喜多村緑郎
お国:河合雪之丞
お六:中村歌女之丞
乳母お米:上村吉弥

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読者の反応

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紅林檎 @akaringo_urawa

『星降る夜に』千穐楽の翌日に京都で行われた『怪談牡丹燈籠』の取材会の記事です✒
上方の愛之助丈が江戸の世話物をどう料理するか、玉様と共に楽しみたいですね😄
https://t.co/T10SL6geaz

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