北海道で、柴幸男「反復かつ連続」を名児耶ゆりが演じる

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「反復かつ連続」が7月1・2日に北海道・北の住まい設計社 K's galleryにて上演される。

「反復かつ連続」ビジュアル

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「反復かつ連続」は、2007年に多重録音を用いて創作された、柴幸男の初期短編作品。ある家族の朝の風景を、1人の俳優が描き出す。今回は、柴が東京以外のもう1つの活動拠点としている北海道で、家族でもある名児耶ゆりの出演により作品を立ち上げる。

上演に向けて名児耶は「『演劇をやっています』と、演劇を観たことのない人に出会うこの土地で、自己紹介にならない自己紹介をしてきて2年目を迎えています。私たち2人でつくりあげること、演劇の醍醐味である『見えないものを見る』こと、赤ちゃんがいても観られる長さであること、を理由に、この作品を選びました」とコメント。柴は「まずは近くに住む人たちに見てもらいたいと思います。もし、万が一、遠くから見に来てくれる人がいるなら、私たちの生活の風景も一緒に楽しんでもらえたらと思います。なにやら継続的に公演をしたいとゆりは考えているようです。この公演がこれからどこに向かっていくのか楽しみです」と期待を語った。

名児耶ゆりコメント

「演劇をやっています」と、演劇を観たことのない人に出会うこの土地で、自己紹介にならない自己紹介をしてきて2年目を迎えています。

私たち2人でつくりあげること、演劇の醍醐味である「見えないものを見る」こと、赤ちゃんがいても観られる長さであること、を理由に、この作品を選びました。

稽古場はいつでも誰でも見学してもらって大丈夫です。

戯曲が欲しい人には配ります。

観劇後にはお茶を飲みながらあーだったこーだったと話しても話さなくてもいい時間を予定しています。

作品の前も後ろも味わってくれたらうれしい。

改めまして。

はじめまして、私たち演劇をしています。

劇団「ままごと」という名前、つくづくいいな~と思いながら家族でもある柴さんと稽古をしている日々です。

柴幸男コメント

北海道と東京を行き来するようになって一年が経ちました。

家族のいる北海道、仕事のある東京。

そんなふうに考えていましたが、北海道で演劇を創作する機会をゆりが作ってくれました。

大きな空の下で、エゾハルゼミの鳴き声の中で、近所の子供たちが遊ぶ横で、稽古をする時間はなんだかリハビリのようにも感じます。

ここで出会った人々に助けてもらいながら公演の準備は進んでいます。

まずは近くに住む人たちに見てもらいたいと思います。

もし、万が一、遠くから見に来てくれる人がいるなら、私たちの生活の風景も一緒に楽しんでもらえたらと思います。

なにやら継続的に公演をしたいとゆりは考えているようです。

この公演がこれからどこに向かっていくのか楽しみです。

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「反復かつ連続」

2023年7月1日(土)・2日(日)
北海道 北の住まい設計社 K's gallery

作・演出:柴幸男
出演:名児耶ゆり

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