小林にとって初の写真集となった本書の撮影は、2月に青森県八戸市を中心として2泊3日の旅の中で行われた。小林はタイトルの由来を「2月の氷点下の青森で、スタッフチームを含め関わった人たちが温かくて、良い意味での“温度差”を感じました。それに写真集の中で現状の僕のさまざまな“温度”を見せられたらいいなというのと、俳優としてもっといろいろな温度感の人物を演じたいなと思いました」と説明。
小林は撮影を「楽しかったですね」と振り返り、「2月の八戸なので外は寒いんですけれども、室内で温かいせんべい汁を飲みました。小さい頃に八戸市に行ったことがあるんですけど、ホヤがおいしかった思い出があったので、ホヤの塩辛をお酒と一緒にいただきました」と振り返る。八戸にはかつて、小林の曾祖母の家があったといい、「(曾祖母は)広大な畑を持っていて、いろいろな野菜を育てていたんです。その畑で一緒に野菜を採ったことが印象的」と話し、「撮影の合間に連れて行ってもらって、裏口を通ると『あ、ここに畑があったな』ってことを思い出したりして。それって実際に行かないと思い出さなかったと思う」と感慨深げな表情を浮かべた。
お気に入りのカットを尋ねられると、小林は「本当に朝いちの、まだ感覚が鈍い状態で撮ってもらった1枚です。素の自分に近いというか、別の場でもあまり見られないような雰囲気が出ていて気に入っています」と回答。また今年挑戦したいことについて小林は「この2・3年は演劇をやらせていただくことが多かったですが、フィールドを広げて映像にも進出したい」と言い、「大河に出てみたいです! 舞台で大正時代の少年を演じながら殺陣をやっていたので、そういう部分を生かせたら」と目を輝かせた。
小林亮太のファースト写真集「温度」は5月30日にKADOKAWAより発売される。
松尾恵美 @PL03Y9qFkzkRhax
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