「六月大歌舞伎」昼の部「傾城反魂香」市川猿之助が休演、おとく役は中村壱太郎に

歌舞伎座新開場十周年「六月大歌舞伎」昼の部「傾城反魂香」に出演予定だった市川猿之助が休演。同演目では、猿之助が配役されていた又平女房おとくを、中村壱太郎が勤める。

壱太郎は、2017年の「新春浅草歌舞伎」で、「傾城反魂香」より「土佐将監閑居」で同役を勤めた経験がある。本公演では、「傾城反魂香」より「土佐将監閑居」と「浮世又平住家」が上演され、浮世又平後に土佐又平光起を市川中車が勤める。壱太郎と中車のほか、「土佐将監閑居」には中村歌昇、市川團子、市川寿猿、中村歌六、「浮世又平住家」には坂東新悟、中村米吉、市川男寅、中村福之助、中村玉太郎、中村歌之助、市川青虎、市川笑也、市川猿弥、市川男女蔵が出演する。

「六月大歌舞伎」の昼の部には「傾城反魂香」のほか「児雷也」「扇獅子」、夜の部には「『義経千本桜』木の実 小金吾討死 すし屋 川連法眼館」がラインナップされている。公演は6月3日から25日まで東京・歌舞伎座にて。