渋谷天外が松竹新喜劇代表を勇退、藤山扇治郎ら若手にエール「切磋琢磨して」

大阪松竹座開場100周年記念 劇団創立75周年「松竹新喜劇 五月新緑公演」が、5月13日から25日まで大阪・大阪松竹座で上演される。これに先駆け、同公演の製作発表が昨日3月1日に大阪府内で行われた。

劇団創立75周年を迎えた松竹新喜劇は、長年代表を務めた渋谷天外が勇退し、若手5名を中心とした新体制に移行する。製作発表には、天外、藤山扇治郎、渋谷天笑、曽我廼家一蝶、曽我廼家いろは、曽我廼家桃太郎が出席した。

天外は若手劇団員に向けて、「5人がほどほどにけんかして、ほどほどに仲良く、切磋琢磨してがんばってほしいです。僕たちができなかったことにも挑戦して、僕の居心地が悪い劇団にしてほしい（笑）」とエールを送る。

扇治郎は「『松竹新喜劇』＝天外さんというくらいすごく大きな存在。天外さんが作ってくださった劇団を大切に守っていきたいと思います」と胸の内を明かし、天笑は「僕たち若手が中心になることで若いお客様が観に来てくださって、その若いお客様と一緒に年を取っていきたいと思います」と抱負を述べた。

「松竹新喜劇 五月新緑公演」のチケット販売は4月7日10:00にスタート。