ヘイトクライムに翻弄された女性2人の愛の物語「STOP KISS」演出は米倉リエナ

BNAW presents AWDL performance「STOP KISS」が、3月30日から4月9日まで東京・ウエストエンドスタジオで上演される。

AWDLは、BNAW（Bobby Nakanishi Acting Workshop）に通う俳優4人から成るユニット。「STOP KISS」は韓国系アメリカ人劇作家ダイアナ・ソンの戯曲で、1998年にアメリカ・ニューヨークのオフブロードウェイで初演された。今回は、ニューヨークにある俳優養成所アクターズ・スタジオにおいて、日本人女性初の生涯会員となった米倉リエナの演出と、広田敦郎の翻訳により立ち上げられる。

本作の舞台は1990年代のニューヨーク。育ちや環境、価値観の異なるキャリーとサラは、ささいなことから親交を深めるが、ある日突然、凄惨な事件の当事者になり……。劇中では、自分のセクシュアリティを受け入れ、ほかの女性を愛すると決めた2人が、ヘイトクライムを乗り越え、愛を求める姿が力強く描かれる。

上演は一部Wキャスト制。オーディションで選ばれた出演者には祐真キキ、徳留歌織、 俵野枝、福永理未、高野春樹、内藤栄一、高橋まゆ狐、松平里美、梶原涼晴が名を連ねた。上演時間は約2時間を予定しており、一部公演ではアフタートークも開催される。一般販売は2月19日10:00にスタート。