クリスマスイブの前日にサンタクロースが…排気口の新作「アイワナシーユーアゲイン」

排気口「アイワナシーユーアゲイン」が、1月25日から29日まで東京・荻窪小劇場で上演される。

これは、排気口の新作公演。劇中では、クリスマスイブを翌日に控えた養護施設を舞台にした物語が展開。その一室では、若い恋人たちがずれた愛の言葉を交わしていた。しかし2人の時間は、無邪気な弟妹や謎めいた女優、隣家の意地悪おじさんらの登場によってかき乱される。さらにサンタクロースまでやってきて……。

作・演出を手がける菊地穂波は「25日の朝、枕元に置いてあるプレゼントを薄目で見ながら『これあきらかにゲームのサイズ感じゃないな』と思いながらも、それでもゲームであって欲しいと願った小さい頃の自分にこの作品を捧げたいです。でもそれだと捧げ方が私的過ぎるので、クリスマスに欲しい物をサンタさんから貰えなかった全ての子供たちに捧げます。ちなみにプレゼントはゲームじゃなくて辞書でした」と述べた。

菊地穂波コメント

排気口の作品で冬を舞台にした作品がありません。私が冬の事をあまり好きじゃないからです。寒いし、風邪ひきやすくなるし、手を洗う時に痛いし、シャワーから出ても寒いし、厚着で肩凝るし。それにクリスマスも苦手です。欲しいおもちゃを子供の頃に貰えなかった苦みを思い出すからです。

ゲームをサンタさんに頼んだ事がありました。25日の朝、枕元に置いてあるプレゼントを薄目で見ながら「これあきらかにゲームのサイズ感じゃないな」と思いながらも、それでもゲームであって欲しいと願った小さい頃の自分にこの作品を捧げたいです。でもそれだと捧げ方が私的過ぎるので、クリスマスに欲しい物をサンタさんから貰えなかった全ての子供たちに捧げます。ちなみにプレゼントはゲームじゃなくて辞書でした。