iakuリーディング公演「車窓から、世界の」開幕に横山拓也「この問いに参加してください」

iakuリーディング公演「車窓から、世界の」が、本日10月1日に東京・新宿シアタートップスで開幕した。

本公演では、横山拓也が作・演出を手がける「車窓から、世界の」がリーディング形式で披露される。出演者には、伊藤えりこ、井上拓哉、加茂井彩音、辻井彰太、寺下怜見、吉田電話、近藤フクが名を連ねた。

同じガールスカウトに所属していた3人の女子中学生が、手を繋いで特急電車に飛び込んだ。大人たちはこの凄惨な出来事に胸を痛める。“お別れ会”に向かう駅のホームで、学校関係者は思いもよらぬ事実に出くわし……。

横山は「何度も一緒にやっている信頼の俳優たちと、ワークショップやオーディションで知り合った若い俳優陣で、最適な配役になりました。人の生死という、考えを巡らせれば巡らせるほど、こんがらがってしまう議題。舞台上の人物たちと同列に立って、この問いに参加してください」とコメントした。公演は明日10月2日まで。

横山拓也コメント

今日、幕が上がったと思ったら、明日には千穐楽を迎えてしまうという、プレミアムな公演。8年前に書いた「車窓から、世界の」は、ワンシチュエーションにこだわっていた頃の作品で、最近のiakuのドラマの進行のさせ方とは異なっています。本作の「駅で足止めをくらう」という設定がむしろリーディングに適していて、登場人物たちの言葉、葛藤、想いがダイレクトに伝わるんじゃないかと思います。何度も一緒にやっている信頼の俳優たちと、ワークショップやオーディションで知り合った若い俳優陣で、最適な配役になりました。人の生死という、考えを巡らせれば巡らせるほど、こんがらがってしまう議題。舞台上の人物たちと同列に立って、この問いに参加してください。