「リーディングプロジェクト」は、橋爪演出による朗読劇を上演する企画。今回の第1弾公演には、橋爪のほか、
開幕に際して、橋爪は「公演中に誕生日を迎えて81歳になりますが、81歳がやることではないことをやっているので大変です」と明かしつつ、「おもしろくできましたので『コロナ禍の三奇人』を観に来てください」と観客に呼びかけた。
公演は9月19日まで。
橋爪功コメント
公演中に誕生日を迎えて81歳になりますが、81歳がやることではないことをやっているので大変です。
「関節話法」でのタップと朗読の組み合わせは思った以上に良くなりました。RONxIIの独自のアイデアで振り付けをしていますが、まだまだ変わりますね。
「船を待つ」では、芳雄くんと役の老若を反対にしました。老人役はかなりエネルギーを使いますし、僕は芳雄くんの方が説得力が生まれると思います。1枚1枚薄皮がはがれていくように記憶の中に引きずり込まれていき、はがれた後には無垢なものが残る。芳雄くんの集中力がすごいので、観る人は引き込まれるのではと思っています。
おもしろくできましたので「コロナ禍の三奇人」を観に来てください。
井上芳雄コメント
ラジオドラマでは橋爪さんが老人役だったと聞いていたので、僕は若い役をやるものだと思っていたら、途中で僕が老人役だと言われて驚きました。
舞台に立ってからも「こういうことだったのか」と発見することが多いです。
今は橋爪さんと一緒にお芝居をできることがうれしくて幸せで、背中を見て得られるものはすべて得たいという思いでいっぱいです。実は仕事だという意識があまりなくて、人生経験をさせていただいている、普段の仕事とは違う気持ちでいます。雑念にまみれた日常と違い、まじりっ気のない気持ちで集中しているところを観ていただければと思います。
RONxIIコメント
1時間弱、舞台上で僕のセリフは一切ないですが、言葉に合わせて動かなくてはいけないので、台本を紙に書いて部屋中に貼って全部覚えました。芳雄さんには「受験勉強みたいだ」と言われましたね。
関節がなる音をタップで出していますが、言葉と全く違う動作を当てて「その言葉にその動きはないでしょ?」と裏切っていく感じです。客席からたくさん笑い声が聞こえて、うれしかったです。
これは“タップ”だと思って見ない方がいいですね。新手なタップダンスというか、誰もやっていないので、形にしたいと思います。名前をつけるとしたら「関節タップ」で。
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橋爪 渓 @hsdmkei
初めましての草月ホールへ行ってきました。
身内ながら81歳のやってることじゃないわぁ。お誕生日おめでとう昨日だけど。そしてお久しぶりのRONⅡさんと芳雄さんをスペシャル堪能しました。目でも耳でも楽しんだ1幕に、心ぺりぺりされた2幕。
良い時間でした。雨の隙間で帰るっ https://t.co/bTtSbkcT63