どちらのチームも愛してほしい、「ジャージー・ボーイズ」に向け東啓介&有澤樟太郎がアピール

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ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」でボブ・ゴーディオ役を務める東啓介有澤樟太郎の取材会が8月中旬に行われた。

左から有澤樟太郎、東啓介。(撮影:古熊美帆)

左から有澤樟太郎、東啓介。(撮影:古熊美帆)

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「ジャージー・ボーイズ」は、1960年代にアメリカで活躍したグループ、ザ・フォー・シーズンズの軌跡をたどるミュージカル。日本では2016年に初演、2018年に再演され、藤田俊太郎が演出を手がけた。2020年公演は新型コロナウイルスの影響で中止になったが、同公演に代わり、「ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』イン コンサート」が開催された。

左から有澤樟太郎、東啓介。(撮影:古熊美帆)

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2022年公演はチームBLACKとチームGREENの2チーム制で上演され、東はチームBLACK、有澤はチームGREENにキャスティングされている。2020年の「ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』イン コンサート」にも出演した東は「コンサートを経て、今回も出演できることになり、とてもうれしかったです。当時かなえられなかった思いを込めてがんばりたいです」とコメント。今回初参加となる有澤は「『ジャージー・ボーイズ』は憧れの作品。天才気質でプロデュース能力の高い、ボブ・ゴーディオという役を演じられることをうれしく思います。プレッシャーも感じているのですが、楽しく演じられたら」と意欲を見せた。

記者から「どのようなアプローチでボブ・ゴーディオ役に挑みたいか」と問われた東は、取材当日に行われた歌稽古で藤田とコミュニケーションを取ったことに触れつつ、「コンサート版のときに作った“ボブ像”はあえて壊して、一から作り直そうと思っています。ニュージャージー州で育ち、成り上がっていった“男”としての強さを打ち出しても良いんじゃないかなと思っているので、この先の稽古でいろいろなことを試してみたいですね。これまでのキャストの方々が積み上げてきてくださったものを踏まえつつ、樟太郎くんとも話し合いながら、作り上げられたらと思います」とほほ笑む。

一方の有澤は「役作りに関してはまだまだこれから。本稽古に入るまでにクリアしないといけない課題があるので、まずは歌稽古を一生懸命やっていきたいです」とストイックな姿勢を見せ、「“1人の天才”というより、人間味のある人物として役を立ち上げていきたいです」と現時点での構想を明かした。

東啓介(撮影:古熊美帆)

東啓介(撮影:古熊美帆)[拡大]

また東は、「ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』イン コンサート」でも共演したチームBLACKの中川晃教、藤岡正明、大山真志に信頼を寄せ、「それぞれが演じる役と、僕らの素の部分を融合させて、チームBLACKのカラーを色濃く表現できたら」と展望を語る。

有澤樟太郎(撮影:古熊美帆)

有澤樟太郎(撮影:古熊美帆)[拡大]

有澤はチームGREENの印象について、「普段、別々のフィールドで活動している方が多いので、良い意味でどんなチームになるのか読めないのが魅力。花村(想太)さんとは出身地が近いので、その話題についてお話ししました。spiさんとは最近まで一緒に公演をやっていましたし、先日は(尾上)右近さんが出演する歌舞伎を観に行かせていただきました」と、それぞれのメンバーと交流を深めていることを明かした。

最後に東は「『ジャージー・ボーイズ』で描かれている物語や、劇中に登場する音楽を純粋に楽しんでもらえるよう、一生懸命がんばります。チームBLACKとチームGREEN、どちらのチームも愛してもらえたら」とアピール。有澤は「カンパニーの皆さんが作り上げてきたものを受け継ぎつつ、それを超えるような作品にできればと思っています。『ジャージー・ボーイズ』ファンの皆さん、お手柔らかによろしくお願いします!(笑)」と話し、笑顔で取材を締めくくった。

公演は10月6・7日のプレビュー公演を皮切りに、8日から29日まで東京・日生劇場にて。その後、11月から12月にかけて、大阪・新歌舞伎座、福岡・博多座、愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、秋田・あきた芸術劇場ミルハス、神奈川・よこすか芸術劇場でも上演される。

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ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」

2022年10月6日(木)~29日(土)※10月6・7日はプレビュー公演
東京都 日生劇場

2022年11月3日(木・祝)~6日(日)
大阪府 新歌舞伎座

2022年11月10日(木)~13日(日)
福岡県 博多座

2022年11月26日(土)・27日(日)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

2022年12月3日(土)・4日(日)
秋田県 あきた芸術劇場ミルハス

2022年12月10日(土)・11日(日)
神奈川県 横須賀芸術劇場

脚本:マーシャル・ブリックマン&リック・エリス
音楽:ボブ・ゴーディオ
詞:ボブ・クルー
翻訳:小田島恒志
訳詞:高橋亜子
演出:藤田俊太郎

キャスト

フランキー・ヴァリ:中川晃教、花村想太
トミー・デヴィート:藤岡正明、尾上右近
ボブ・ゴーディオ:東啓介有澤樟太郎
ニック・マッシ:大山真志、spi

ボブ・クルー:加藤潤一
ジップ・デカルロ:山路和弘
ノーム・ワックスマン:戸井勝海

綿引さやか、小此木麻里、遠藤瑠美子、ダンドイ舞莉花、大音智海、山野靖博、若松渓太、杉浦奎介、岡施孜

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[東啓介]スタイリスト:青木紀一郎(ALVARO)、ヘアメイク:谷口祐人(amber_be) [有澤樟太郎]スタイリスト:山田安莉沙、ヘアメイク:SHIO

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今村眞治 @tohoimamura

【会見レポート】どちらのチームも愛してほしい、「ジャージー・ボーイズ」に向け東啓介&有澤樟太郎がアピール https://t.co/Vb6Brwu1tF

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