「M.バタフライ」が、昨日6月24日に東京・新国立劇場 小劇場で開幕した。
デイヴィット・ヘンリー・ファン原作「M.バタフライ」は、実際に起こったスパイ事件をヒントに、オペラ「蝶々夫人」の要素を取り入れながら創作された戯曲。今回の上演版では、劇団チョコレートケーキの
開幕に際し、日澤は「ルネの頭の中にお客様をどう連れていけるか、共有できるかを軸に演出しました。どういう結末を迎えるか、楽しみにしていただければと思います」、内野は「自信だけでなく不安にも満ちていますが、作品の素晴らしさや、ガリマールの脳内で起こる“脳内劇場”を楽しんでもらいたいです。この壮大な作品を小さな劇場でできる喜びを噛みしめながら、日々演じたい」とコメント。岡本は「舞台はお客様がいて完成するので、これからたくさんのお客様に観ていただいて、どのように完成するのかとても楽しみです。一生懸命ソン・リリンを演じますので、楽しみにしていてください」と述べた。
上演時間は休憩ありの約3時間30分。東京公演は7月10日までで、本作はそのあと7月13日から15日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、23・24日に福岡・キャナルシティ劇場、30・31日に愛知・ウインクあいち(愛知県産業労働センター)大ホールで行われる。
日澤雄介コメント
「M.バタフライ」を演出できること、とても光栄です。この作品は「蝶々夫人」を下敷きに、内野さん演じるルネ・ガリマールという何の変哲のない男が、葛藤を抱えながらソン・リリンに出会うことで、変化していく……。ルネの頭の中にお客様をどう連れていけるか、共有できるかを軸に演出しました。どういう結末を迎えるか、楽しみにしていただければと思います。
内野聖陽コメント
数年前にプロデューサーからこの作品のお話をいただき、あまりにもよくできた戯曲で、ぜひ挑戦したいと思いました。翻訳の吉田美枝先生から編み出された日本語の美しさに、満場一致で気付かされました。30年前に翻訳されたものなので、言葉の言い回しなど、日本語にうるさい私を筆頭に……(笑)訳を微調整しました。英語が堪能な圭人君からもアイデアをもらいながら、言葉に磨きをかけました。自信だけでなく不安にも満ちていますが、作品の素晴らしさや、ガリマールの脳内で起こる“脳内劇場”を楽しんでもらいたいです。この壮大な作品を小さな劇場でできる喜びを噛みしめながら、日々演じたいと思います。どうぞ温かい目で見ていただければと思います。
岡本圭人コメント
僕にとって本当に挑戦的な役で、やることがとてもいっぱいでした。セリフの言い方を内野さんから指導いただいたり、所作・京劇・メイクさん・衣装さん・スタッフの皆様……たくさんの方々に支えていただいて、ソン・リリンを演じることができます。舞台はお客様がいて完成するので、これからたくさんのお客様に観ていただいて、どのように完成するのかとても楽しみです。一生懸命ソン・リリンを演じますので、楽しみにしていてください。
「M.バタフライ」
2022年6月24日(金)~7月10日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場
2022年7月13日(水)~15日(金)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2022年7月23日(土)・24日(日)
福岡県 キャナルシティ劇場
2022年7月30日(土)・31日(日)
愛知県 ウインクあいち(愛知県産業労働センター)大ホール
原作:デイヴィット・ヘンリー・ファン
翻訳:吉田美枝
演出:
出演:
※2022年7月19日追記:7月23・24日の福岡公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
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苺野めりー @maino_merry
観て来ました〜!!
お久しぶりです!! 新国立劇場!!✨
冒頭部分の構成などで入り込むまで少し戸惑うけれど、2幕に面白い演出があったりもして衝撃的なラストの舞台でした〜😆
内野聖陽・岡本圭人出演の「M.バタフライ」スタート(コメントあり / 舞台写真あり) https://t.co/srbm3olMNM