これは、AI・HALLで上演機会がなかった若手表現者に会場を提供し、次代を担う才能の発掘・育成を目指す企画「令和4年度 次世代応援企画 break a leg」の1プログラムとして行われるもの。「レディカンヴァセイション(リライト)」では、大きな地震で、山の奥深くのとあるビルに生き埋めになった人々の姿が描かれる。
開幕に際し、作・演出を手がけるFOペレイラ宏一朗は「世界が、皆が変化していく中に、一人埋もれて取り残されていくような。誰かに気付いて欲しい。『まだここにいる』と叫びたい。そんなことから始めたい。いくつもの願いを込めた作品が出来上がりました。AI・HALLでお待ちしています。break a leg!」とコメント。演出部の湊伊寿実は「極限状態の登場人物達が静かに抗い続ける様は、今この状況を耐える事しか出来ず、そして自己の問題にも向き合い続けなくてはならない私達をそっと優しく肯定してくれる……そんな気がして、凄く愛おしくなります。痛い程澄んだ闇と静寂、ぜひ肌で感じて欲しいです」と述べた。
上演時間は1時間50分で、公演は明日6月12日まで。
FOペレイラ宏一朗コメント
「こんなことをしている場合ではない」「でもまず何から始めればいいのかわからない」と悩み続けていたのに気付けば初日を迎えることになりました。
世界が、皆が変化していく中に、一人埋もれて取り残されていくような。
誰かに気付いて欲しい。「まだここにいる」と叫びたい。そんなことから始めたい。
いくつもの願いを込めた作品が出来上がりました。AI・HALLでお待ちしています。break a leg!
湊伊寿実コメント
俯瞰していたはずが、気付いたら感情移入してて、かと思えば突き放されて。心が無茶苦茶に揺さぶられる、そんな作品。
極限状態の登場人物達が静かに抗い続ける様は、今この状況を耐える事しか出来ず、
そして自己の問題にも向き合い続けなくてはならない私達をそっと優しく肯定してくれる……そんな気がして、凄く愛おしくなります。
痛い程澄んだ闇と静寂、ぜひ肌で感じて欲しいです。
「令和4年度 次世代応援企画 break a leg」 プロトテアトル 第11回公演「レディカンヴァセイション(リライト)」
2022年6月11日(土)・12日(日)
作・演出:FOペレイラ宏一朗
出演:豊島祐貴、有川水紀 / 石川信子、宇垣サグ、大江雅子、大月航、岡田望、友井田亮、塗木愛、浜田渉、吉田和樹
※初出時より上演時間が変更になりました。
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竹内桃子 @takemomo1009
プロトテアトル「レディカンヴァセイション(リライト)」
無事に開幕。
久しぶりに前から本番を観れた…!
初演から更に強度が増して、キャストも変わり雰囲気も変わりました。
初演から変わらない、サグさんと友井田さんの安定感もまた良きでした。
break a leg2週目、明日がファイナルも最終日です。 https://t.co/HwDSHWsvzn