プロトテアトル「ザ・パレスサイド」F.O.ペレイラ宏一朗の4年ぶり新作長編

「プロトテアトル 第13回本公演『ザ・パレスサイド』」が、9月14・15日に京都・ロームシアター京都 ノースホールで上演される。

これは、F.O.ペレイラ宏一朗率いるプロトテアトルが、ロームシアター京都×京都芸術センター U35 創造支援プログラム“KIPPU”の採択団体として行う公演。「ザ・パレスサイド」は、ペレイラによる約4年ぶりの長編新作となる。劇中では、街、建物、人など、時代を経ることで、消えゆくもの、残り続けるもの、新たに生まれるもの、発展するものと、それらにまつわる人々の情感を描く物語が展開する。

生粋のホテルマンだったその男は、街のシンボルで“宮殿”と呼ばれる大きなホテルで働くことが目標だった。いよいよそのホテルに勤めようとしたとき、新たな景観法が施行され、ホテルは以前よりもこぢんまりとしてしまった。その瞬間、男は、このホテルがやがて消えていき、自分よりも早く忘れられていく未来を見た。

出演者には小島翔太、豊島祐貴、ヤマナカサヨコ、伊藤芳樹、高安美帆、羽室ミユ、真芝尤が名を連ねた。