フォーティンブラスは、
フォトコールでは、冒頭の約20分が披露された。売れない役者・羽沢武年は「ハムレット」が上演されている舞台で、フォーティンブラスに扮する。彼は芝居がはねたあとの劇場で、“フォーティンブラスの父”だと名乗る亡霊に出会い……。戸塚は演劇への情熱に燃える武年をフレッシュに演じる。また内は、大スターだがろくにセリフも覚えず、共演者に対して横暴に振る舞う黒沢正美をどこか憎めない人物として立ち上げた。
フォトコール後の取材会には戸塚、内、能條、矢島、演出の中屋敷が出席した。戸塚は「昨年手応えがあったから、さらに作品を良くしたいと思うと心配でした。でも昨年の公演が続いているみたいに、自然な感じで稽古に合流できました」と述べ、「(中屋敷から)『初演より一層、“小物感”が出ている』と褒めてもらいました(笑)。内が演じるスターとの差を見せられたら」と意気込む。
“暴君”の黒沢を演じる内は「暴君はあくまで役なので、普段の僕はすごく温和です! お客様には思いっきり嫌われようかなと」と笑い交じりに話す。同じジャニーズ事務所所属で、同い年の戸塚に、内は「とっつーはすごく役にハマっています。僕は彼のお芝居が好きなので、今日のリハーサルもずっと舞台袖でとっつーを観ていました(笑)」と視線を送る。これを受けた戸塚は「ずっと袖にいるんですよ! 心強い限りでしたね」と笑顔を浮かべた。
能條は当初再演に「おびえていた」と言うが、「稽古場に立つと、頭より先に口が動くというか。考える前に自然とセリフが出てきました」とコメント。上演に向け能條は「とにかくこの舞台は熱量とエネルギー、スピード感が肝。お客様に疾走感を感じてもらえたら」と意気込んだ。矢島は「内さんは本当にとっつーさんが大好きなんだなと感じました(笑)」と稽古場の様子を語り、「再演できることをファンの皆さんに感謝したい。『舞台って良いな、生きるって良いな』と思ってほしいですし、夢を与えたいと思います」と目を輝かせた。
中屋敷は「初演よりチームワークが強まり、良い意味でキャストたちの“お行儀”が悪くなった。お互い遠慮がなくなり、火花が散っています。素敵な舞台になるはず」と再演に期待を寄せ、「マスクを外したみんなの顔が美しすぎて……セリフの内容が入ってこないことがありました(笑)」と打ち明ける。戸塚を“小物感が出ている”と称賛したことについては「いろいろな経験をしたとっつーが、より若々しく、みずみずしくなっていた。まるでデビュー作に挑んでいるような挑戦心や野心が見えます。そんな彼の姿を楽しみにしていてほしい」と観客にメッセージを送った。
東京公演は6月9日まで。本作はその後18日から20日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、28日から30日まで愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホールで上演される。
「フォーティンブラス」
2022年6月3日(金)~9日(木)
東京都 自由劇場
2022年6月18日(土)~20日(月)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2022年6月28日(火)~30日(木)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
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