“起業”をテーマに2つの人生をパラレルワールドで展開、JACROW「鶏口牛後」

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JACROW 第28回公演「鶏口牛後」が、6月23日から30日まで東京の座・高円寺1で上演される。

座・高円寺 夏の劇場08 日本劇作家協会プログラム JACROW 第28回公演「鶏口牛後」チラシ表

座・高円寺 夏の劇場08 日本劇作家協会プログラム JACROW 第28回公演「鶏口牛後」チラシ表

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中村ノブアキが脚本・演出を担う「鶏口牛後」は、“起業”をテーマにしたビジネス劇。劇中では、大企業で働く人生と辞めて独立した人生を、2軸のパラレルワールドとして展開する。本作について中村は「言わずもがな、得意とするビジネス劇ですが、一筋縄ではいかない作品をお届けしたいと思っています」とコメントした。なお本作は、2020年に上演予定だったものの延期公演となる。

チケットの一般販売は5月21日にスタート。なお、6月27・28日の14:00開演回では、JACROWメンバーによるポストトークが行われる。また、公演はオンライン配信を予定している。詳細は続報を待とう。

中村ノブアキ コメント

本作はもともと2年前にコロナで延期した作品ということもあり、あえて当時の#28をそのまま使うことにしました。本来なら#32なのですが、数字が逆戻りしたのはそういうことです。もちろん今回も変わらず稽古中から万全の感染対策を行い、劇場においてもガイドラインに則った対策を行ってまいる所存です。

タイトルは中国のことわざ「鶏口となるも、牛後となるなかれ」からくる四字熟語をそのまま使いました。意味は「大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいからリーダーとなって重んじられるほうがよい」ということだそうです。

実はこの言葉を知ったのは30年前の就職活動で父から言われたことがきっかけでした。そのときは「そういうものか」とも思ったものですが、あれから30年経ち、しかも日本の演劇界において現代ビジネスの世界を私以上に知る人間はいないと自負する身としては、この言葉を思い出したとき、「そうかな?」と疑問が湧いてしまったのでした。「鶏口」であっても、「牛後」であっても、どちらがいいとか悪いとかではないのではないかと思うから。

と、そんなことをつらつら思ったとき、「鶏口」と「牛後」、2つの人生をパラレルワールドで描く物語を思いついたことが企画の発端です。言わずもがな、得意とするビジネス劇ですが、一筋縄ではいかない作品をお届けしたいと思っています。

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座・高円寺 夏の劇場08 日本劇作家協会プログラム JACROW 第28回公演「鶏口牛後」

2022年6月23日(木)~30日(木)
東京都 座・高円寺1

脚本・演出:中村ノブアキ
出演:川田希 / 芦原健介狩野和馬小平伸一郎、佐藤貴也、福田真夕、宮越麻里杏、谷仲恵輔 / 菅野貴夫、日下部そう、當銀祥恵、松本寛子

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