目次立樹によるノンバーバル作品「フクローじいさんとベル子ちゃん」観劇は無料

ゴジゲン・目次立樹が手がける「フクローじいさんとベル子ちゃん」が、5月28・29日に東京・東京芸術劇場 アトリエウエストで上演される。

これは、目次が作・演出を担い、出演するノンバーバル作品。劇中では、ケチでいじわるなフクローじいさんと、彼にめちゃくちゃなやり方で花を買わせるお花売りの女の子の交流が描かれる。

本作には目次に加え、生まれつき二分脊椎症・側湾症を持つダンサー・俳優の森田かずよが出演。また音楽家の森田珠美が生演奏で参加する。さらに会場では、今作のビジュアルイラストを手がけた、義手で書道と絵を描くアーティスト・倉持智行の作品が展示される。観劇は無料だが予約制で、申し込みは4月23日10:00から受け付けられる。

上演に向けた目次のコメントは以下の通り。

目次立樹コメント

「次の世代に何を残せるか」、作品をつくるときはいつもそのことについて考えます。

主人公のケチでいじわるなフクローじいさんは、今まで自分の子どもや孫の暮らしのことまで考えずに生きてきた、自分の投影でもあります。

「残された人生をどう生きるのか」この作品を観る大人へ向けたメッセージはそこです。

もちろん子どもに向けては、目の前で繰り広げられる生の舞台を楽しんでもらいたい、それだけです。

今回、様々なバックグラウンドを持つ方々との創作が叶い、大変うれしく思います。言葉の壁も、世代の壁も超えて、この作品が多くの方に喜ばれることを願っております。