「『新・熱海殺人事件』ラストスプリング」開幕、味方良介が5度目の木村伝兵衛に挑む

「つかこうへい十三回忌特別公演『新・熱海殺人事件』ラストスプリング」が、昨日3月31日に東京・紀伊國屋ホールで開幕。これに先駆け、同日に一部シーン公開と、舞台挨拶が行われた。

これは、つかこうへいの戯曲「熱海殺人事件」を、岡村俊一の演出で上演するもの。今回の上演版では、味方良介が木村伝兵衛部長刑事役、新内眞衣が婦人警官水野朋子役、高橋龍輝が熊田留吉刑事役、一色洋平が犯人大山金太郎役を演じる。

舞台挨拶には、キャストが登壇。今回で、5度目の木村伝兵衛役に挑む味方は「木村伝兵衛というキャラクターが、みんなに支えられて生きている存在だということを改めて感じました。キャスト、スタッフ含め、この作品に携わっているすべての方のおかげで、『熱海殺人事件』は続いているのだと実感しています」と話す。

また、本作がつかの十三回忌特別公演として行われることに「僕はつかさんにお会いしたことがなく、その悔しさは、つか作品に出演するたびに感じています。その悔しさをバネに、『僕らここでやっています』という気持ちをつかさんに届けたい」と言葉に力を込めた。乃木坂46を卒業後、初めての舞台となる新内は「水野朋子役は、卒業前に演じた最後の役でもあります。なので、今回の公演は私にとってすごく思い入れのある作品になる予定です。精一杯がんばります！」と述べた。

上演時間は約2時間で、公演は4月3日まで。