「不思議の国のアリス」を歌舞伎の世界観で描く「本朝不思議之國 夢逢姫」

寺子屋乙女かぶき「本朝不思議之國 夢逢姫」が明日3月20・21日に東京・歌舞伎座ギャラリー 木挽町ホール にて上演される。

これはこども歌舞伎スクール寺子屋 中学部門女子舞踊コース 2021年度成果披露公演。「不思議の国のアリス」をもとに、歌舞伎ならではの立廻りや所作、音楽、古典の演出を交えて、主人公・藍姫の成長を描き出す。

振付を手がける藤間勘十郎は「この度、『寺子屋乙女かぶき』と題して『本朝不思議之國 夢逢姫』の演出・振付、苫舟として作曲をさせて頂きました。今は男性のみで上演されております歌舞伎に引き換えて、女性のみ、それも女子生徒のみで上演するという、まさに歴史を変える企画、作品だと思っております。しかし歌舞伎は男性が女性を演じる女方の芸です。それを更に女性が演じるということは、かなりの難易度があることではありますが、今でしか出すことのできない華や、初々しさ、可愛らしさを作品に重ねながら見ていただければ……そんな思いで、演出いたしました。スタッフも、普段歌舞伎公演を担当している一流の方々を揃え、歌舞伎座ギャラリーを一時夢の国と化し、皆々様をお待ちもうしております。どうぞ宜しくお願い致します」とコメントした。

なお本公演は松竹歌舞伎オンデマンドにて4月22日から5月8日まで配信される。