「ラヴ・レターズ」岡本健一&奈良岡朋子が11年ぶりに登場、溝口琢矢&仙名彩世ペアも

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「『ラヴ・レターズ』LOVE LETTERS~31st Season Anniversary Special~」が、2月3日と7日に東京・PARCO劇場で上演される。

「『ラヴ・レターズ』LOVE LETTERS」ビジュアル

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左から溝口琢矢、仙名彩世。

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左から岡本健一、奈良岡朋子。

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1989年にアメリカ・ニューヨークで初演された「ラヴ・レターズ」は、幼なじみの男女の50年間を描いた朗読劇。日本では、1990年に青井陽治の翻訳・演出により初演され、青井の死去後、2017年からは、藤田俊太郎が演出を務めている。昨年2月には500回公演、8月には日本初演30周年を迎えた。31周年記念公演となる今回は、2月3日に溝口琢矢仙名彩世ペアが出演。さらに7日には、2011年公演にも出演した岡本健一奈良岡朋子ペアが再登場する。

演出の藤田は「観客の皆様にはいつの時代も変わらない手紙のやりとりの愛や慈しみを感じていただけたら幸いです」とコメント。初登場の溝口は「この度お声をかけて頂けたことに感謝すると同時に、ご一緒させて頂く仙名彩世さんと共に、素敵なラヴ・レターズを紡ぎたいと思います」、同じく初登場の仙名は「『手紙』って、私にとって特別なもので……元気がほしい時に読み返すこともあるんですよね。大切に物語を紡いでいきたいです」とそれぞれ意気込みを語る。

「『ラヴ・レターズ』LOVE LETTERS」2011年公演より。左から岡本健一、奈良岡朋子。(撮影:加藤幸広)

「『ラヴ・レターズ』LOVE LETTERS」2011年公演より。左から岡本健一、奈良岡朋子。(撮影:加藤幸広)[拡大]

岡本は、奈良岡の誘いで約11年ぶりの出演が決定したことを明かしながら「10年を経た私達はどんな二人になるのか、この哀しみに満ちた愛の物語は、何処へ行くのだろうかという未知の世界に、気持ちが上昇して行きます。みなさま、是非とも劇場で二人の肉声に耳を傾けて下さい」と呼びかける。さらに奈良岡は「岡本さんと会うと芝居の話が尽きません。どうしても舞台から離れられない二人のようです。11年ぶりの『ラヴ・レターズ』でどんな世界が描けるのか、2月7日が今から楽しみです」と期待を述べた。チケットの一般販売は1月22日にスタートする。

藤田俊太郎コメント

これまでの上演の中で、402回目に登場したのが岡本健一さんと奈良岡朋子さんです。“同年代の2人が出演する”という慣習となっていた上演の在り方を塗り替え、レジェンドとなったお二人が再び「ラヴ・レターズ」に挑戦します。またフレッシュで気鋭の溝口琢矢さん、仙名彩世さんカップルと共に、31シーズン目の新たな1ページを演出していきたいと思います。観客の皆様にはいつの時代も変わらない手紙のやりとりの愛や慈しみを感じていただけたら幸いです。

溝口琢矢コメント

過去500組以上のカップルによって読み続けられてきた「ラヴ・レターズ」。この度お声をかけて頂けたことに感謝すると同時に、ご一緒させて頂く仙名彩世さんと共に、素敵なラヴ・レターズを紡ぎたいと思います。

仙名彩世コメント

長く愛され続けるこの作品に携われること、ただただ嬉しく思います。

「手紙」って、私にとって特別なもので……元気がほしい時に読み返すこともあるんですよね。

大切に物語を紡いでいきたいです。

一度だけの舞台、とても楽しみにしています。

岡本健一コメント

2011年の2月に念願が叶って初めての奈良岡さんと共演。一回しかない本読み稽古の時、私は舞台役者の神髄を知りました。目の前で体感しました。

その声、それはそれは見事でした。

冒頭から、当時80歳を過ぎた奈良岡さんが幼馴染みの無邪気な女の子にしか聞こえなかったのです。

そこから物語が進み、時代が過ぎて行く全ての情景、不思議なことに成長していくメリッサの姿までが、頭の中、心に浮かび上がっていました。

同時に自分の下手くそさと伝わらなさを感じました。奈良岡さんには「あなた何にも出来てないわよ」と言われ、私は「すみません。ちゃんとした舞台役者になりたいんです! 今までもやってきて、それなりに評価もあったから自分勝手に自信を持っていて、今に至ると思っていたのですが、奈良岡さんと本読みをして、ハッキリと自分は基本が出来ていない、これは駄目だ、舞台役者でもなんでもないことに気付きました。舞台役者になるために必要な事を教えて下さい! お願いします! そして『ラヴ・レターズ』の本番では、ちゃんと存在します」なんて思いを伝えました。有り難いことに奈良岡さんは受け止めてくれて、短時間で基礎を叩き込まれ、自主稽古をして1週間後に本番に挑みました。

40歳の歳の差カップルの私達の公演は、後になって伝説になっていることを演劇関係者に聞きました。

自分でもそうだと思うというくらいに、アンディーとメリッサでした。

今回、奈良岡さんの「10年を経た私達で、『ラヴ・レターズ』をやらない? やってみたいのよ!」という言葉を聞き、驚きと喜びが溢れ、是非ともお願いします!と今に至ります。心から感謝します。

10年を経た私達はどんな二人になるのか、この哀しみに満ちた愛の物語は、何処へ行くのだろうかという未知の世界に、気持ちが上昇して行きます。

みなさま、是非とも劇場で二人の肉声に耳を傾けて下さい。

奈良岡朋子コメント

岡本さんと会うと芝居の話が尽きません。どうしても舞台から離れられない二人のようです。11年ぶりの「ラヴ・レターズ」でどんな世界が描けるのか、2月7日が今から楽しみです。

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「『ラヴ・レターズ』LOVE LETTERS~31st Season Anniversary Special~」

2022年2月3日(木)、7日(月)
東京都 PARCO劇場

作:A.R.ガーニー
訳:青井陽治
演出:藤田俊太郎

出演

2月3日:溝口琢矢仙名彩世
2月7日:岡本健一奈良岡朋子

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