舞台はとある活動家の庭、Ammoが描く女性解放運動の物語「太陽は飛び去って」

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Ammo「太陽は飛び去って」が、12月2日から8日まで東京・サンモールスタジオで上演される。

Ammo vol.8「太陽は飛び去って」チラシ表

Ammo vol.8「太陽は飛び去って」チラシ表

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脚本・演出を南慎介が手がける本作では、女性解放運動を主題とした物語が展開。舞台は1929年、御茶ノ水の高台にある庭付きの邸宅。女性解放運動家・中山環の住まいは、活動家たちの集会場となっている。男女平等の機運は高まっていたものの、内部闘争の結果、平塚らいてうたちが去ったことで“太陽”は陰り始めていた。環が徐々に運動に倦んでいく一方、時代は日本の女性たちを過酷な運命の渦へと誘っていき……。チラシ裏には本作について「あたたかな日差しが降り注ぐ御茶ノ水の庭──。雷鳥は飛び去った」とつづられている。

上演に向けて南は「昭和のある時代。理想を引き継ぎ、男女平等を求める女性活動家たちが、積極的に戦争に加担するに至る過程を、とある活動家の庭と一日に凝縮してお届けします」とコメントした。なお12月2日19:00開演回、3日19:00開演回の来場者には、フルカラーの特製パンフレットがプレゼントされる。

南慎介コメント

この度、Ammoでは新作「太陽は飛び去って」を12月2日~8日に上演致します。

今回の主題となるのは女性解放運動。「元始、女性は実に太陽であった」の銘文を残した、女性解放運動の大スター「平塚らいてう」ら雑誌「青鞜」のメンバーらが去った後の物語です。

昨今特に強い関心を集めるジェンダーの問題、あらゆる差別の中で最大にして最も身近な問題が男女の性差別ではないでしょうか。一方で、多くの人がフェミニズムの歴史や思想の流れについては無関心です。それは今なお、その問題が重大で現実的なため、過去に遡る必要が薄いと感じるのかもしれません。

しかし、今ある社会の歪みは人間の物語によって紡がれています。

昭和のある時代。

理想を引き継ぎ、男女平等を求める女性活動家たちが、積極的に戦争に加担するに至る過程を、とある活動家の庭と一日に凝縮してお届けします。

世情いまだ騒がしい中、ご多忙とは存じますが感染症対策を万全にして関係者一同稽古に励んでおります。是非劇場に足をお運びいただきますようお願い申し上げます。

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Ammo vol.8「太陽は飛び去って」

2021年12月2日(木)~8日(水)
東京都 サンモールスタジオ

脚本・演出:南慎介
出演:前園あかり、津田修平、井上実莉吉村公佑 / 奥野亮子田中千佳子堤千穂、トヨザワトモコ、福永理未、松本寛子、日下部そう / 大原研二

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